新ヒョータニスト∞まだまだ増殖中!
by 丸黄うりほ
ひょうたん栽培する人のことを「ヒョータニスト」、今年からひょうたん栽培を始めようという人々を私たちは「新ヒョータニスト」と呼びたいと思います。きょうはまたまた増えた「新ヒョータニスト」のご紹介です。
写真を順に見ていってくださいね。まずは1枚目。
森野ゆかりさんは、奈良市にお住いのイラストレーターでデザイナー。淡路島のヒロミさん(ヒョータニスト2021参照)からUFOのタネを分けてもらい、まいたらうまく発芽して、現在双葉になりました。ところが、写真をよくよく見てください!いちばん手前の双葉は、なんと三つ葉です!三枚目の葉は本葉ではなく子葉です。こんなの初めて見ました。葉っぱ自体はつやつやして、とてもきれい。どんなふうに育っていくのか楽しみにしていましょう。
続いて2枚目の写真です。
こちらは、三重県にお住いのまちちゃん宅のプランターです。まちちゃんはふじっこさんの会社の上司。苗はふじっこさんが養老の「安田ひょうたん店」で購入した豆ひょうたんで、「まめ田ちゃお」という名前を頂戴しました。お家に猫がいるらしく、なんと猫が葉を食ってしまった!というわけで本葉がちょっと欠けています。周囲に猫よけを張り巡らしたそうですが、猫と共存してうまく育つといいなぁ。
続いて3枚目にいきましょう。
こちらは西成のゲストハウス・ココルームのお庭に定植してもらったイプの苗です。苗を引き取り、植えてくださったのは垣井しょうゆさん(512日目に初登場)。しょうゆが持ってきた苗というわけで、「ぽんず」と命名されました。そのネームプレートの横に、小さなひょうたんがぶら下がっているのがわかるでしょうか?これ、ココルームの物置でしょうゆさんが見つけたものらしいです! なんらかの因果を感じずにはいられませんね。「ぽんず」はここに来るべくして来たんじゃないか……?ちょっと虫に食われたようですが、負けずに頑張ってほしい!
続いて4枚目から7枚目まで。
和泉市のヤマミーさん(ヒョータニスト2021)宅では、4苗の定植が無事に終わりました。どれも、たくさんできた苗から選び抜かれた精鋭たちです。最も早く定植したのが写真4枚目の千成ひょうたん「センナ」。プランター栽培で、5枚目の本葉が確認できます。とても健康そうだし、いい形に育っていますね。そろそろ巻きひげも出てくる頃ではないでしょうか。
写真5枚目と6枚目も千成ひょうたんで、「千尋」がプランター、「千」が地植えです。写真7枚目は百成ひょうたんの「ハク」、こちらも地植え。庭にコンクリートのブロックを並べて、その中に園芸用の土を入れて作った小さな畑ですが、このやり方はとてもいいですね!私にも庭があったらマネしたい。
ヤマミーさん宅ではこのほかにもたくさんの苗ができたようですが、それらをもらっていただく手配もしっかりされたようです。「苗を送るために第4種郵便を初めて使った」とツイッターにも書かれていて、「ああ、よかった!」と思いました。もらわれて行った先に、また別の瓢生があるのだと思うと、じーんとしてしまいます。
最後8枚目の写真は、「新ヒョータニスト」ではなくてベテラン。北浜のサロン喫茶・フレイムハウス美佐子さんのところに行ったイプの定植のようすです。コロナ禍のため現在はランチ営業だけにされていて、そのため今年は自宅での栽培にしようかと迷われたそうですが、やはり店頭での栽培になりました。だって、フレイムハウスのひょうたんは、毎年常連のお客さまや街の人々に愛されている「看板ひょうたん」ですものね!
(515日目∞ 5月19日)