「ティトゥス」後成りの実も完成へ!

by 丸黄うりほ

▲ようやく乾燥が終わった「ティトゥス」後成り25個

 

きょうは年度末ですね。1年たつのは本当に早い!けれど、2020年度のひょうたん栽培は「長かったな……」と思います。

ひょうたんの実がたくさんなるのは通常6月から8月ですが、去年は記録的な長梅雨で、それが明けると極端な猛暑になりました。そのため我が家のひょうたん「ティトゥス」も、本来の最盛期の調子はもうひとつ。

ところが、9月に入ってから俄然元気を取り戻したのです。9月以降の実は後成りと呼ばれ、小さくて形の悪いものが多く、摘果といって成長しきるまでに摘んでしまう人もいるくらいなのですが、「ティトゥス」の場合は自然に任せて成るだけ成らせました。するとなんと25個もできた!先成り(8月までの実)が11個だったのに比べると、その頑張りがわかっていただけるのではないでしょうか。

たくさんできてうれしい。それはもちろんそうなんですが、実が遅く成るとそれだけ栽培期間が長くなります。ひょうたんの実は受粉してから完熟するまで2カ月以上かかるのです。

そんなわけで、「ティトゥス」の栽培は年を越し、全部の実の収穫は今年に入ってからとなってしまいました。1月に水漬けをはじめ、中身を振り出して乾燥に入ったのが3月9日。皮の薄いものが多かったため、10日ほどで完全に乾きました。それが3月20日ごろ。ああ、長かったですね。しかし、これでようやくひょうたん加工の全行程が無事に終わりました。

後成りの実は、最大のもので20センチほど、小さいものは7センチほどです。やはり先成りに比べると小さめですし、形も不揃いです。上のふくらみが下のふくらみよりも大きいブサイクひょうたんも目立ちます。

ただ、例年に比べると表面はかなりつるつるにできました。傷や虫食いも多かったのですが、仕上がってみると色ムラも少なく、色白できれいです。今回から導入した「ゴミ箱システム」(詳しくは12月11日の日記をみてください)によって、ひょうたん全体をしっかりと水に漬けられたのがよかった。これは今後も採用していきたいと思います。

「ティトゥス」、1年間お疲れ様でした!

(484日目∞ 3月31日)