ひょうたんの水浸けをはじめました!(2)

by 丸黄うりほ 

▲写真1:ぷかー!ひょうたんの浮力すごい……!

▲写真2:ザルにブロックを入れて押さえ、いったんフタをしたけど……

▲写真3:翌日、仕様変更。フタにブロックとザルをくっつけた

▲写真4:養生テープでフタを閉じ、風呂場の隅に

 

昨日の続きです。私は、ひょうたんを洗濯ネットに入れ、コンクリートブロックをくくりつけて45リットルのゴミ箱に沈め、風呂場で湯を注ぎ入れました。コンクリートの重みに引っ張られて、ひょうたんがうまく沈んでくれないかと期待して……。

アテは完全にはずれました。1枚目の写真のようにぷかーっと浮いてきてしまいました。ひょうたんの浮力すごいですね。

ということで、気を取り直し、第2の方法にチャレンジ。ふじっこさんがザルに石をのせて、ひょうたんをうまく沈めていたのを真似してみました。用意したのは、ゴミ箱のサイズにぴったりあう四角いザルと2個のブロック。

これなら、片寄ることもなく、ちょうどいい深さに沈みます。ゴミ箱のフタもきちんとしまるし、見た目もすっきりしてきれいです。

よしよし、今度はうまくいったかな……。

……と思ったのですが。

一晩寝て、翌朝ふとんから起き上がると、突然うわっと気になり出したのです。もしかしたら、あの状態だと重しが強すぎて、ひょうたんがつぶれてしまうのではないか!!漬物なら押しつぶしてしまったほうが味が染み込むのでいいけれど、ひょうたんの場合、それは困る……!!

私は顔も洗わず風呂場へ行き、ゴミ箱のなかのひょうたんのようすを見てみました。昨日とたいして変化していません。よかった。

ほっとしてから、愛読書である森義夫著『ひょうたん・へちま 栽培から加工まで』(家の光協会)を本棚からつかみ出して、水漬けの項目についてむさぼり読みました。すると、やはり!「重石は、直接ひょうたんに重みがかかる方法は駄目」と書かれていました。

それならどうすればいいのかというと、この本では二つの方法が例示されていました。一つは水桶に中蓋をして、上に木片などをのせ、その上から水桶に差し渡した板をもう一枚置いて、板の上に石などをのせる方法。もう一つは、中蓋を外蓋から紐で吊るし固定して、その間に重石を挟む方法です。つまり、どちらも水の下にひょうたんを沈めつつ、ひょうたんを押しつぶしてしまわないよう、重石が下がっていかないように固定しておくということ。

うちのゴミ箱システムの場合、どうしたらいいのか?私はしばし考えました。そして、二つ目の方法なら今の状態から変更可能かもと思いました。

思い立ったらさっそく作業です。私はゴミ箱の蓋を取り、昨日入れたザルとブロックを水から引き上げて水気を拭き取りました。それから、梱包に使うプチプチと透明のビニールテープを用意しました。

ゴミ箱の蓋とザルの間の隙間をうめるようにプチプチを詰めてテープで止め、ブロックを入れたザルを下向きにして、水に浸かる面にもプチプチを二重に巻いてテープを止めました。これで当たりがソフトになるはずです。あとは、ザルを蓋にしっかりとくっつける。ずり落ちないようにビニールテープでぐるぐる巻きにしました。

そのようにしてできあがった重石入りの蓋が(写真3)です。

テープの厚みがあるので、その状態でゴミ箱の蓋が閉まるかどうかをチェック。かぶせてみたら少し浮き上がる程度でした。このくらいなら、何かテープでも貼れば閉まりそう。ということで蓋の端を養生テープで止めました。その状態が(写真4)です。

これでどうかな……?とりあえず、数日このままでようすを見ようと思います。今度こそうまくいきますように!

(413日目∞ 12月 11日)

 

※次回414日目は奥田亮「でれろん暮らし」、12月14日(月)にアップ。

415日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、12月15日(火)にアップします。