後成りひょうたん瓢道の山場へ!

by 丸黄うりほ

▲水漬けひょうたん、蓋を開けたらこんな感じです!

▲表面はずるんと一皮むける

▲ひょうたんゲロ(中身とタネと表皮)

▲洗ってさっぱりしたひょうたん

▲空洞に水を満たして、再び水の底へ

 

お待たせしました!1月15日(433日目)の「ひょうたん日記」で水漬けに突入した、我が家のひょうたん「ティトゥス」の後成りの実25個。本日いよいよゴミ箱システムの蓋を開ける日がやってきました!

じゃじゃじゃじゃーん!

……というわけで、1枚目の写真を見てください。水漬けひょうたんはこんな感じになりました。ネットの周囲にピンク色をした煮こごりみたいなものが浮かんでいます。これはひょうたんのアクでしょうか?結構しっかりとしたゼリー状になって固まっています。

臭いは……。はい、もう言うまでもありませんよね。この臭いのすさまじさをもって、ひょうたんの水漬けのことを「瓢道の最大の山場」というくらいですからね……。

私は、ひょうたんをネットから出してバケツ2個に分けて入れ、キッチンの流しへと運びました。

ひょうたんを掴むと、ずるんっと表皮がむけました。逆さまにして口部から中身を振り出すと、腐ってどろどろに溶けたワタがタネと一緒に出てきます。全部のひょうたんの表皮をむきながら、中身をゴボゴボと振って出し切りました。

その様子が写真2枚目と3枚目です。すごいでしょ、ひょうたんゲロ。まさに汚物ですね。写真ではこの臭いの強烈さが伝わらないのが、大変、た・い・へ・ん、残念です。

中身が一通り出たひょうたんは、一つずつ表面を水で洗い、口部に水を注いで中身もささっとすすぎます。そこまで終わった状態が、写真4枚目です。漬ける前は白っぽいもの、緑色が比較的濃いものなどいろんな色をしていたひょうたんも、表皮がむけるとだいたい同じような黄色っぽい色になって落ち着きます。

後成りのひょうたんは完熟していないものもあり、やはり皮は薄めが多かったですね。1月13日(431日目)に紹介した「しわくちゃひょうたん」も、皮は極薄でしたが、崩壊はせず無事でした。よかった!(写真左上)。

さて。中身はだいたい出ましたが、これらのひょうたんをこのまま干すと、とにかく臭います。乾燥が終わっても「臭うひょうたん」に仕上がってしまう。臭いを薄めるには、何回か水を替えながら、もうしばらく水漬けを続行する必要があります。

というわけで、私はひょうたんの空洞に水を満たして再びネットの中に戻し、その上から再度きれいな水を注ぎ入れました。(写真5枚目)

(461日目∞ 2月26日)

 

※次回462日目は奥田亮「でれろん暮らし」、3月1日(月)にアップ。

463日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、3月2日(火)にアップします。