神戸のひょうたん寺「融通尊寺」の節分会(2)

by 丸黄うりほ 

▲お寺の中にも梵字ひょうたん!

▲お賽銭箱にも長ひょうたんが!

▲福種銭、肌守護、数珠玉梵字入りマスク、福豆

▲持ち歩けばいつも守ってくださる肌守護

▲マスクにつける疫病退散祈願ひょうたん

▲疫病に「帰っていただく」ための経文

 

昨日の続きです。私の前に並んでいる人たちは、ほとんどが前年の「ひょうたん守り」を返すために持参していました。段ボールの箱が置いてあって、その中にお役がおわった古い「ひょうたん守り」がたくさん投げ込まれているのが見えます。なんだかもったいないような気もします。

「ひょうたん守り」の見た目は、京都の「福勝寺」で見せてもらったものとまったく同じでした。(447日目の日記を見てください)。加えて、こちらの「ひょうたん守り」には「肌守護」一つが持ち歩き用としてついているらしい。しかも、初穂料が5000円と京都の半額です。こういうのをお得といっていいのかどうかはわかりませんが……。

靴を脱いでお堂に上がらせていただくと、各種お守りの申し込み用紙が置いてありました。「瓢箪守護(ひょうたん守り)」のほかに、「扇子守護」、「肌守護」、「福種銭」、「御厨子」と書かれ、それぞれ横に価格と欲しい個数を書き込むようになっています。それを提出して引き換えてもらうようです。本物の千成ひょうたんが使われている「ひょうたん守り」は、好きな形のひょうたんが選べるようでした。

私はどうしようか迷ったのですが、今回は「肌守護」と「福種銭」を授けていただくことにしました。お守りと一緒にいただいた栞によると、「肌守護」は「金色に輝く瓢箪の形が沢山の福を引き寄せ(七福即生)、災いを消す(七難即滅)」とのこと。

「福種銭」は、包みの中に10円玉が入っており、これを何かを始める元手に加えて使うと、「万倍の万倍つまり、十億円、さらに万倍だとすると十兆円という、途方もないお金が返ってくる」、「お金では買えない究極の富、健康と幸せに恵まれる」というものらしいです。

また、今年は特別に疫病退散祈願として、ひょうたん型の梵字入り数珠玉のついたマスクも授与してくださり、疫病を敵視するのではなく「帰っていただく」ための経文のプリントもいただいてきました。

ひょうたんパワー、本当にすごい……!!

ああ、ありがたや。ありがたや。ひょうたん寺、融通さま。

私のようなふにゃふにゃも、しばらくは強く生きていけそうです。

(451日目∞ 2月10日)

※2月11日(木・祝)の「ひょうたん日記」はお休みをいだきます。次回452日目は、2月12日(金)にアップします。