ひょうたん「ティトゥス」の実11個を収穫しました!

by 丸黄うりほ

▲ひょうたん「ティトゥス」収穫前のベランダ

▲6月、7月、8月に受粉した11個を収穫!

▲収穫した実を大型の洗濯ネットに入れてみた

 

ごめんね、今年の主人公ひょうたん「ティトゥス」。とっくに収穫期が来ているのにずっとそのままにしていました。この日記に登場するのも久しぶりです。前回の登場は11月4日でしたので1カ月以上たってしまっていました。

でも、放置していたわけではありませんよ。毎日水をやり、1週間に一度はハイポネックスを、10日に一度は殺菌剤のベンレートを与えていました。蔓の成長はすっかり止まり、新しい葉もでなくなって水の量は最盛期の4分の1ほどになっていましたが……。寒くなってきたせいか、最近は大敵の害虫ウリキンウワバも見かけなくなりました。白カビのうどんこ病はあいかわらずで、そこに加えて黒カビも出始めましたが。それでもまだ蔓の先端など一部には緑の葉が残っているという状況。

6月、7月、8月までに受粉した実たちは、表面がすっかり白っぽくなり、下から持ち上げてみてもふっと軽い。収穫するための条件はもう整いすぎているほどです。

9月に受粉した実たちも、受粉後60日で収穫OKという条件はすでに満たしています。ただ、表面はまだ青いものが多い。もしかしたらこの青さはもう最後まで抜けないかもしれません。遅い時期にできたひょうたんは完全には白くならないことが多いですから。

そこでまず私は、6月に受粉した実から順に収穫をはじめました。蔓にハサミを入れる瞬間……。これはもう何年ひょうたんを栽培していても緊張します。とくにベランダの外側に実っているものは、しっかりとおさえて蔓を切らないと。以前、一度だけですが、ベランダの外側にできたひょうたんを落下させてしまったことがあり……。我が家は8階ベランダで、2階の広場になっているバルコニー部分に落ちたため、下を歩く人やモノに被害を与えるというようなことはありませんでしたが、落ちた大ひょうたんは木っ端微塵に砕け散りました。今でもその記憶の残像が、何かの折にふと悪夢のように蘇ってくるほどです。

6月にできた実は、北側の蔓の外側に3個と内側に3個、南側の蔓の外側に1個と内側に1個で、合計8個です。花はほぼ同時で実もいっぺんにできました。どれも高さ20センチ以上あって、形もみんなよく似ています。

次に収穫したのが7月に実った1個です。今年の7月は恐ろしく梅雨が長くて日照不足でした。菌による病気のような症状まで出て、ひょうたん本体の命すら危ない状態になりました。そのなかでなんとか実った1個。本当によくがんばりました。

その次に、8月に実った2個を収穫しました。危機を乗り越えて元気を取り戻した頃に実ったこの2個も、とても愛おしい。

ここまで収穫すると、バケツ2個がいっぱいになりました。

最初は、9月のぶんも含めて全部の実を一気に収穫してしまおうと思っていたのですが、もしかしたら用意した水漬けの容器に入りきらないのでは?そんな疑いが持ち上がってきたので、私は、いったんここで収穫をストップしました。今年は水漬けの容器とやり方を、今までと少し変えてみようと思っているのです。

私は収穫した11個を、用意した大型の洗濯ネットに入れてみました。そして、それを水漬け容器に入れて目分量でかさを測ってみると、これでもう結構な量に達しています。9月の分まで収穫してしまうとオーバーするなと判断して、きょうの収穫はここまでとしました。

(410日目∞ 12月8日)