ひょうたんな街・長浜(11)瓢柄マンホール
by 丸黄うりほ
こんにちは。豹柄よりも瓢柄が好きな大阪人ライターの丸黄うりほです。今週も、ひょうたんだらけの街・滋賀県長浜レポートを続けていきますね。
「ひょうたんな街・長浜」シリーズの(1)から(4)までは、長浜新川にかかる橋に6つのひょうたんモニュメントがあることなど、サイクリングをしながら、主に街の郊外で見かけたひょうたんについて報告しました。今週は長浜の中心部にある商店街や観光スポットを歩きながら見つけたひょうたん物件について報告していこうと思います。
街の中心を南北に貫く北国街道、浜京極、博物館通り、ながはま御坊表参道と、それらと直角に交わる大手門通り、ゆう壱番街のあたりが長浜の繁華街です。城下町らしい風情のある街並みが保存され、お店も数多く、曳山博物館や黒壁ガラス館などの観光スポットもここにあります。私たちが訪れた日にはコロナ禍もなんのその、観光客でいっぱいでした。
ひょうたん者にとって、長浜を歩くもうひとつの楽しみは、ずばりマンホールウォッチングであります。マンホールといえば上下水道、やはり水とひょうたんは切っても切れない関係なのか、この街のマンホールはほぼひょうたん柄でした。
1枚目の写真は、長浜で最も多く、普通に見かけたひょうたんマンホールです。この写真を撮影したのは大通寺近くの十字路。十字の真ん中に12個のひょうたんを丸く並べたモザイクがあり、その横にマンホール。なんと美しく整備された道路なのでしょう!
以前のひょうたん日記で、大阪市にもひょうたんマンホールが存在したことをお伝えしましたが(369日目、10月8日)、大阪市のマンホールと見比べてみると、似ているけれどデザインが異なることがわかります。
長浜のマンホールは中心に長浜市の旧市章。その周りにぐるりと三重のひょうたんが配されています。ちなみに、「長」という文字と周囲の12個のひょうたんまでが旧市章なのですが、これもすばらしいデザインですよね!
2枚目の写真は、長浜八幡宮へ通じる宮前通りで見つけたもの。小型で、おそらく上水道のマンホールなのではないかと思います。こちらも12個のひょうたんを伴った長浜市の旧市章が中心にあしらわれています。
3枚目の写真はやはり宮前通りにあった道路側溝です。6つのひょうたんと、ひらがなで「むびょうたん」という文字。こんな道を毎日通っていたら、子どもたちもきっとひょうたん好きに育つのではないでしょうか!
4枚目と5枚目の写真は大通寺近くでみかけた四角いタイプのマンホールと道路側溝です。中心に紐付きのひょうたんが4つ、左右に6つずつ、上下に4つ×4つ、合計32個のひょうたんがあしらわれたデザイン。
とにかく、ただ道を歩いているだけでこんなにもたくさんのひょうたんに会える街は、地球上でもここだけなのではないかと思います。ビバ長浜!
(391日目∞ 11月10日)