「湯の香ひょうたん飴」をいただきました
by 丸黄うりほ
素敵なお土産をいただきました。北海道・登別温泉の名物だという「湯の香ひょうたん飴」です。
お土産をくださったのは、以前この日記で紹介したスペイン巡礼路に行ってこられた、すぎなみさんです(315日目、7月17日)。今年は海外旅行が難しいけど、かわりにさくっと国内旅行。旅慣れてらして、スマートでかっこいいなぁ。そして、旅先でいつもひょうたんのことを気にかけてくださっていて、うれしい限りです。ありがとうございます。
「湯の香ひょうたん飴」のパッケージをみると、赤いひょうたん型のシールが貼ってあり、そこには桜の花と紅葉、そして温泉が描かれています。「登録 商標 湯の香」という文字にもひょうたん型があしらわれています。ここにアップした写真にも写っているのですが、小さくて少し見えにくいかもしれません。
なかには3種類の飴が入っていました。どれもころんとしたひょうたん型!透明なひょうたんは黒ごま、赤いひょうたんは白ごま、緑色のひょうたんは青のり入り。口の中に入れてみると、ころころとしたひょうたん型がいい感じで口中にフィットして、楽しい。気持ちいい。素朴な優しい味で、ごまがいいアクセントになっています。青のりのほうはちょっと意外性のある味わい。なめている間にだんだんとひょうたんが小さくなって、それでも最後までちゃんとひょうたん型を保っていました。
飴をいただきながら袋の裏をみると、この商品名についての説明書きがありました。
大正三年創業以来、登別温泉の名物みやげとして御愛顧いただいている品です。泉源の1つ大湯沼がひょうたんに似ていることから「湯の香ひょうたん飴」と命名しました。
泉源の1つ大湯沼がひょうたんに似ている!?
登別にはひょうたん型の沼があるのか!と思って、さっそく北海道の観光情報を調べてみました。するとぞくぞく出てきましたよ!
大湯沼は日和山が噴火した時の爆裂火口跡。ひょうたん型をしており、周囲約1キロメートル、深さ22メートルある。沼の底では約130℃の硫黄泉が噴出していて、ぐつぐつと湯気が立ち上る様子は地獄の釜のよう……なのだとか。
うわー、大湯沼、見に行きたい!で、すぎなみさんはここを見に行ったのかな?と思って聞いてみたら、「大湯沼の存在すら知りませんでした。ひょうたん飴は縁起がいいからかなと思っていました」とのこと。
そうだったのか。惜しいなー。いや、これは「自分で見に行け!」というひょうたん様のお告げですよね。
(364日目∞ 10月1日)
丸黄うりほ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
ふじっこさん 「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。