皇位継承権はギフヒョウに!

by 丸黄うりほ

▲寝坊 UFO 、目覚めて2日目のようす。

▲4日目。2つのポットに分けました。

▲中央がギフヒョウ、周囲の5つは UFO 。

▲ギフヒョウの葉に小さな傷が……?

 

先週265日目(5月8日)の日記で、半分見捨てていた寝坊な UFOのタネ 2つが発芽したことをお知らせしました。その翌日には写真1枚目のような双葉になり、さらにその2日後は2枚目の写真のように。別々のポットに分けて植えてやりました。

ということで、我が家のひょうたん、今年はこの6瓢が栽培ステージに上りました!

3枚目の写真を見てください。手前の双葉2つが寝坊ひょうたん、奥の3つとあわせて5瓢がUFOです。そして、真ん中にいるのが、他の苗よりも少し早めに芽を出したギフヒョウです。本葉4枚になり、定植にちょうどいい大きさになりました。

UFO というのは品種名ですが、ギフヒョウというのは品種名ではありません。この苗の品種は不明で、おそらく百成、もしかしたら千成かもしれない。ギフヒョウと呼ぶことにしたのは、岐阜県ひょうたん実行委員会さんにいただいたものだからです。岐阜県ひょうたん実行委員会というのは、岐阜県の農業高校の生徒たちによる組織で、昨年末から今年の3月1日までJR 岐阜駅前でひょうたんイルミネーションの展示をされていた。その時ひょうたんファンとして見学に行った私に、このひょうたんのタネをくださったのです。岐阜駅前のひょうたんイルミについて未読の方は、ぜひ209日目から211日目(2月12日はこちら2月13日はこちら2月14日はこちら)の日記をプレイバックしてみてくださいね。

さて。6瓢のなかから、今年我が家で栽培するひょうたんをそろそろ決めなくてはなりません。我が家はマンションの8階で、ベランダでプランター栽培できるひょうたんは1苗だけなのです。

久しぶりに UFO を育てたいという気持ちもあるのですが、今年はせっかくご縁があり、たった1つだけ発芽したギフヒョウを選ぶことに決めました。 UFO たちは定植できるサイズまでうちで育て、ひょうたん友達にもらっていただくことにしようと思います。

我が家のベランダで栽培することになったひょうたんには、歴代ローマ皇帝の名前をつけることが例年のしきたりになっています。去年のひょうたんはウェスパシアヌスでした。今年のひょうたんは、次の皇帝ティトゥスと命名。

皇位継承(定植)を決めた朝、ティトゥスをよく見ると葉に不自然な線状の傷が3か所ついていました。もしかして早くも害虫ウリキンウワバ発生?と一瞬あせったのですが、ウリキンの食い跡とはちょっと感じが違います。犯人はすぐにわかりました。我が家の飼い猫がひっかいたのです。「皇帝をひっかくとは不届きもの!」と、猫には厳重注意しておきました。

(269日目∞ 5月14日)