今年のひょうたんは自粛したの……か?
by 丸黄うりほ
ゴールデンウィークが明けて、1週間ぶりにお目にかかります。今年は、さすがに私もおとなしく家にいました。ですが、季節の変化は自粛したりはしません。先週末から気温が上がり、ポットにまいたひょうたんUFO が土から顔を出し始めたので、今日はその苗たちの成長した姿を一気に公開できるかなと思っていたのですが……。
写真のように、無事に大きくなった UFO はわずか3苗だけでした。今年のひょうたんは国の要請を聞いて外に伸びるのを自粛したのでしょうか?いえ、そんなにひょうたんは聞き分けの良い子ではありません。ではなぜ?
はい、ここで苗たちにあやまります。私が悪かった。ごめんなさい!
今年のひょうたんは最初にまいたギフヒョウを始め、ほぼ全苗が外皮をかぶった状態で土から出てきました。そして、タネをまいた7ポットの UFO のうち、4苗はいつまでもタネがとれない状態で成長が止まってしまいました。
ひょうたんのタネの外皮はとてもかたくて、毎年くっついたまま芽を出すのが1つはあるのですが、そっと引っ張ってやるとたいていは外れるのです。なのに、今年のは本当にかたくて。
慎重に、優しく、優しく引っ張ったつもりなのに、1苗などは葉ごとタネを引きちぎってしまいました……。
呆然として、それから私は原因究明のためにネットを漁りました。すると、水でタネ部分を湿らすとはずれるという情報が出てきました。私は書いてあった通りにティッシュを湿らせてタネにふわっとかけてみたり、少し多めに水をやってみたりしました。そのネット情報によると、水が少ないと皮かぶりが増えるというのです。去年は水をやりすぎて苗がやや徒長ぎみに育ったので、今年は少し控えめだったのは自覚していました。
しかし、それでもタネははずれず。1苗はそのままの状態で腐ってしまいました。
さらにネットや本を調べると、タネが皮かぶりになるのは覆土が薄かった場合に多いということがわかりました。そういえば思い当たることがあります。今年は、去年の反省から植え方を少し変えてみたのです。去年までは乾いた土に植えて、上から水をたっぷりとかけていたのですが、今年はあらかじめ土に水を含ませて植えました。そのとき、タネを置くために掘った穴が浅かったのかもしれません。いや、きっと浅かったのだと思います。この日記の257日目(4月22日)の写真が揺るがぬ証拠でした。
そんなわけで、育ちそうな苗はギフヒョウをあわせても4ポットにとどまりました。15ポットほども作ってしまった去年と比べるとかなり地味。ですが、引き取り手を探し、もらっていただくためにたくさんの人に会うことが難しい状況ですから、これでよかったような気もします。
ひょうたん、世間の空気を読んだのかな……?
(264日目∞ 5月7日)