ギフヒョウの1粒をポットにまきました。

by 丸黄うりほ

▲「ギフヒョウ」のタネ。小さな白い芽が出ています!

▲土はタキイの「たねまき培土」。

▲発泡スチロールの箱に入れて保温。

 

きのうの日記で、「ギフヒョウ」のタネから芽が出てきたことを報告しました。通常ひょうたんのタネは4、5日で芽が出てくると言われているのですが、今回は10日以上かかりました。しかも、芽が出たのはたった1つだけです。他の8粒のタネはまだ眠ったまま。同時に芽出しを始めた「オクダイプ」のほうは15粒ほどあるのですが、全タネに目覚める気配がありません。

「ギフヒョウ」も「オクダイプ」もいただいたタネですから、市販のタネに比べて発芽率が劣るのは仕方ないと思います。例年に比べて今年は気温が低かったのも一因かもしれません。

きょうは、その唯一の「ギフヒョウ」のタネを苗用のビニールポットにまきました。

まず、ビニール手袋をはめて、用意した土(タキイ「たねまき培土」)をお皿の上に出し、そこにざっと水をかけて手で水分を揉み込みました。直径9センチのビニールポットの底に鉢底石を3個ほど置き、その上に9分目くらいまで土を入れ、真ん中をくぼませました。

くぼみに発芽した「ギフヒョウ」のタネをのせました。他のタネが眠っているのに頑張って起きてくれたタネです。どうか苗になれますように。

ひょうたんの神様にお祈りをしてから、タネの上に土をかぶせました。覆土はだいたい1センチくらいが適当です。

土の表面に霧吹きでもういちど水分を与えて、ビニールポットを発泡スチロールの保温箱に入れました。上には水で濡らした新聞紙をかけました。さらに箱の上から小さな空気穴のあいたビニールをかけ、洗濯バサミで四方をとめました。

土から芽が出るまでは、この状態でなるべく暖かくしておきます。簡易温室といったところです。タネの芽出し用の黒い箱とともに、昼間は窓際に置き、夜間は室内に移動させるつもりです。

(257日目∞ 4月22日)

 

丸黄うりほ  ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。

ふじっこさん 「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。