ギフヒョウが双葉になりました!

by 丸黄うりほ 

▲3日ほどで頭をもたげてきたタネ。外皮がくっついたままです。

▲数日後。かわいい双葉に。

▲1週間経ったいま、本葉も出始めています!

 

きょうは、1週間前ポットにまいた「ギフヒョウ」のようすをお伝えします。タネまきのようすについては257日目(4月22日)の日記を読んでくださいね。

まず、1枚目の写真を見てください。3日ほどで双葉が土から頭を出しました。だけど、タネの外皮がくっついたまま。

そのうち自然にとれるだろう……と思っていたのですが、翌日になってもとれません。引っ張ってみると、かたい皮ががっちりと双葉を挟み込んでいて、無理すると葉が破れたり根が切れたりしそう。

その翌日も外皮はくっついたまま。ひょうたんのタネの外皮はとても頑丈にできていて、このようなことがわりとよく起こります。園芸本には、こういった事態を未然に防ぐために、タネの角をハサミで切り取ってからまく方法も紹介されています。でも、小さなタネにハサミを入れるのはとても難しい。間違ったところを切ってしまいそうで怖い。というわけで、私はいまだにその方法を試してみたことはありません。

1枚目の写真から3日後。ちょっと外皮がぐらついてきたので、手で思い切って抜き取りました。葉を傷つけることなく抜き取れてよかった……。

外皮を抜き取ると双葉はのびのびとして、陽に当てるとすぐ左右にぱかっと開きました。けれど、皮をかぶっていた部分がくっきり黄色く変色していました。2枚目の写真は、抜き取ってから2日目のようすです。これでも当日に比べるといくらか回復したのです。

そして、3枚目の写真をご覧ください。これがきょうの「ギフヒョウ」のようすです。双葉がかなり大きくなりました。黄色い部分は小さくなりましたが、縁に茶色い部分ができてしまいました。

ですが、本葉も出てきたし、茎も太くなって、全体的には勢いが感じられます。本葉はひょうたんの葉にしては長細い形ですが、こういう個性なのかもしれませんし、成長すると変わってくるかもしれません。

あと、もう一つお知らせ。数日遅れてタネまきをしたもう1種類のひょうたん、UFOのほうもぽつぽつと双葉が出始めました。

さてさて。この日記は明日から6日までお休みをいただきます。その間に「ギフヒョウ」も UFO も、かなり変化しているだろうと思います。連休明けにはどんな姿でお会いできるのか?どうぞ楽しみにしていてくださいね!

(263日目∞ 5月1日)

 

丸黄うりほ  ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンションのベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。

ふじっこさん  「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培2年生。今年は自宅の庭と畑で6品種6苗のひょうたん栽培に挑む。そのようすを丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。

※次回264日目は5月7日(木)にアップします。