カボチャ(バターナッツ)の花。葉っぱはヒョウタンとそっくりだけど、花は全然違う。

カボチャだと思ってたら長ヒョウタンだった(去年)

 

そろそろ、タネをまく時期ですね。丸黄うりほさん、ふじっこさんはすでに取りかかっておられるご様子。私もそろそろと思いつつ、信州はまだ寒いから、と言い訳をして動いておりません。というか、今年栽培するかどうか、迷っています。

ヒョウタン栽培歴はかれこれ20数年、毎年当たり前のように栽培していたのですが、去年ふと「なんで毎年栽培してるんやろ?」と疑念がわき、栽培をやめてみたのです。そのかわり、野菜作りに重点を移しました。

ところが、カボチャだと思っていた苗から、黄色い花ではなく白い花が咲いていて、「ん?」と思っていたら、なんとそれは前年のこぼれダネから自生した長ヒョウタン! カボチャとヒョウタンの葉っぱはよく似ているんです。別の場所からは千成ヒョウタンが勝手にひょろひょろとツルを伸ばし、半ば放置したにもかかわらず、50個以上の実が!

そんなことで、去年はやめたことにならなかったので、今年こそはやめるぞ、と意気込んで(?)いるのですが、やっぱり1苗ぐらいは育てようか、と優柔不断中です。

信州に来るまでは、ヒョウタン以外栽培したことがないという全くいびつなボタニカルライフだったのですが、こちらに来てようやく、野菜などの食べ物を育て始めました。この時代、自給自足ということも考えないと、という思いもありました(ここのところ、それが急に現実味を帯びてもきましたが)。

でも、ヒョウタン栽培の経験があるからといって、他の野菜については全くの初心者。あまりうまくいきません。トマトは摘心がわからず、枝がぐじゃぐじゃにもつれて収拾がつかなくなり、トウガラシはまっ赤に育ったけれど、収穫して干すと皺くちゃで全然辛くない。白菜、キャベツは葉が巻かず、タマネギは収穫期がわからず硬くてスカスカ。畑の土は大きな石がゴロゴロしていて、ゴボウを植えたら、ぐにゃぐにゃに伸びて抜けなくなり、毎年そこから大きな葉っぱが頭を出します。

それなりにうまく育ったものもありますが、自給自足的生活にはまだまだがかかりそうです。今年はどうするかな……は〜、でれろん、でれろん。

(250日目∞ 4月13日)

奥田亮 1958年大阪生まれ。中学生の頃ビートルズ経由でインド音楽に触れ、民族音楽、即興演奏に開眼。その後会社に勤めながら、いくつのかバンドやユニットに参加して音楽活動を続ける。1993年頃ひょうたんを栽培し楽器を作って演奏を始め、1997年「ひょうたんオーケストラプロジェクト」結成、断続的に活動。2009年金沢21世紀美術館「愛についての100の物語」展に「栽培から始める音楽」出展。2012年長野県小布施町に移住し、デザイン業の傍ら古本屋スワロー亭を営む。2019年還暦記念にCD『とちうで、ちょっと』を自主制作上梓。