再発見!新大阪駅の「千成びょうたん」

by 丸黄うりほ

▲待ち合わせの定番スポット「千成びょうたん」。

▲ぴかぴかの金ひょうたんに、ひょうたんが映り込む。

▲案内板のひょうたんサインはちゃんと6瓢!

 

新大阪駅の「千成びょうたん」といえば、普段ひょうたんなどにまったく興味を示さない人でも知っている、非常に有名なひょうたんスポットです。あまりにも有名すぎて、マニアを自認する私としては今まで日記に書くのを避けていたくらい。しかし、この日記もスタートしてからもうすぐ1年。ついにベタなネタに手を出す日がきました。

「千成びょうたん」があるのは、JR 新大阪駅3階中央コンコースです。近くにガラスケースに入った文楽の人形が飾ってあり、この2つの周辺が新大阪駅の定番の待ち合わせスポットになっています。

この「千成びょうたん」モニュメントは、豊臣秀吉の馬印をかたどったもの。これが新大阪駅にあるのは、遠方から訪れた人々に「ここは大阪ですよ」というのをアピールするためだと思われます。実は秀吉の生地は名古屋だし、墓所は京都なのですが、大阪城があるためか、秀吉には「大阪」のイメージがついていますね。

ところで。久しぶりにしっかりと見た「千成びょうたん」のモニュメントは、なんとなく以前よりきれいになっているような気がしました。デザインも変わっているような気がします。新しいものに代替わりしたのでしょうか?それとも前からこうだったっけ?

金色のひょうたんが鏡面のようにぴかぴか光って、そこに自身の姿が何重にも映り込み、実際には40個もないであろうひょうたんが千とはいいませんが百個くらいには見えています。

また、駅の案内表示にも「千成びょうたん」とあり、そのデザインが極めてキュートであるというのも発見でした。大きめのひょうたん1つを中心に、家臣のように5つのひょうたんがひれ伏している。全部でちゃんと6ひょうたんあります。六瓢、つまり無病息災。このサインのデザインを担当した人(または発注した人)は、よくわかってますな。

また、「千成ひょうたん」ではなく「千成びょうたん」だったのだ、ということにも気がつきました。「ひ」と「び」。わずかな違いではありますが、私は普段は「ひょうたん」派ですので、ちょっと新鮮です。案内板のローマ字も「千成びょうたんSennari- Byōtan」となっていました。ひょうたんは英語でGourdというのですがその言葉は使われていません。

知ってるつもりでも、よく見ると発見だらけ。みなさんも今度新大阪駅に行ったら、ひょうたんチェックしてみてくださいね。

 

※次回240日目は3月30日(月)にアップします。