ダンシングひょうたんライト?
by 丸黄うりほ
先週末メッセンジャーに届いた動画。銀色の缶の上にひょうたんが1つずつ、2個並んでいます。音楽が流れると、それにあわせてカラフルな電飾が点滅し、色を変えながらぴかぴか光り、上にのっかったひょうたんがくるくる回る。まるでひょうたんが踊っているかのようです!
動画を送ってくれたのは、電子工作ユニットHappy Star Interfaceのぐるちゃんです。
この日記をずっと読んでくださっている方なら覚えてくださっているでしょうか? 104日目(9月2日)と85日目(7月31日)の日記で紹介した、「ひょうたんモジュラーシンセ」のことを……。3枚目の写真がそれなんですが、これはオランダ Error Instruments 社のシンセサイザーを分解して、ひょうたんの中に組み直したもの。そのアイデア出しと組み立て作業をしてくださったのが、Happy Star Interfaceのぐるちゃんと K さんなのです。2人の天才のおかげで、おそらく世界にたったひとつしかないであろう、「ひょうたんモジュラーシンセ」が出来上がりました。
2枚目の写真「音に反応して光るひょうたんライト」も彼らの電子工作ひょうたんです。こちらは、コンデンサーマイクロフォンで音を拾って LED ライトを発光させる基盤を、ひょうたんの中に組み込んだもの。
というわけで、今度の作品はどういう仕組みになっているのだろう?と思い、2人に聞いてみたのですが、「ひょうたんは乗っているだけ。音に反応しているわけではありません」とぐるちゃん。Kさんのほうも、「16個の円形に並べられたLEDモジュールと小さなマイコンボードと電池が、ふたが透明な缶に入っています。パチンコ屋の電飾みたいに、LEDをマイコン制御しており、順次点滅することで回っているように見えるのです」とのこと。
つまり、回っているように見えるのは目の錯覚だということなんですね。ひょうたんはランプのシェードのように、ライトの上にかぶさっているだけらしいのです。
そうだったのか……。それでもめちゃくちゃ可愛いから、いいんじゃない?
ちなみに、Happy Star Interfaceによると、神戸市灘区の灘中央市場内に工作室(ファブスペース)が準備中らしい。完成したら、ワークショップやイベントが行えるかもしれませんね。楽しみにしています!