後成りひょうたん、水浸けその後。

by 丸黄うりほ

▲写真上から、ウェス実7号、6号、5号。

 

「大分・ひょうたん祭り」のレポートに一生懸命になって、うっかり我が家の水浸けひょうたんをほったらかしにしていました。この日記の152日目(11月14日)で、後成りひょうたんウェス実5号、6号、7号の水浸け開始について書いていますから、あら。もう1ヶ月以上たっているではありませんか。

3個の水浸けを開始したときには、ひょうたん全体がちょうど水に浸かるくらいの大きさの容器に入れていたのですが、1週間くらいして蓋を開けて様子をみると、ひょうたんの一部が水面から出てしまっていました。水浸けのひょうたんが空気に触れてしまうと、その部分だけカビが生えてしまうのです。「これはまずい」と思って大きい容器に移し替えました。

「これなら大丈夫よね」と安心しきって、その後放置。1ヶ月たっていることに気がついて、蓋を開けてみると……。

3個の実のうち、ウェス実6号の一部がまたもや水面に出ており、そこにくっきりと丸い茶色いカビが生えてしまっていました。ああ……。

ひょうたんは水に浸けると一皮つるっと剥けますので、それでカビ痕がとれないかなと思い、タワシでゴシゴシこすって剥いてみましたが、時すでに遅し。まったくカビ痕が薄まる気配はありません。

でも、まあ私はカビ痕もそれほど嫌いではない。できれば真っ白のつるつるひょうたんがいいなとは思っているのですが、できてしまったカビ痕や、傷も味わいのうち。(……と書いておきながら、写真はきれいな面を撮ってしまいました。カビはこの裏面にあるんです)

ひょうたんの皮が剥けるくらいになっているということは、中身の腐敗もしっかりと進んでいることを示します。

ひょうたんの中身汁をドボドボと振って出す。そうです、何度かこの日記にも書きましたよね。これが「瓢道の試練、最大の山場」であります。何が山場かというと、とにかく臭いのであります。

しかしまあ今回は、前のウェス実1号、2号、3号、4号の時に比べると数が少ないだけでなく、実の大きさがどれも半分くらいです。振り出す手間も半分、臭いの程度も半分くらいですみました。

中身を出したものの、中にはまだいっぱいタネが残っていました。臭いももう少しマイルドに処理したい。というわけで、再度ひょうたんの中身をきれいな水でいっぱいに満たして、新しい水に浸けなおしました。