京都・豊国神社のひょうたん絵馬(2)

by 丸黄うりほ

▲仕事絵馬にもひょうたんの絵が!

▲千成ひょうたんのお守もありました。

▲金の六瓢の開運守り。

 

きのうに引き続き、京都市東山区の豊国神社からお届けします。

神社の鳥居をくぐってすぐに見つけたひょうたん絵馬のかわいさに感激して、うれしさのあまり勢いで絵馬を奉納した私は、ちょっと落ち着いて境内を歩いてみることにしました。

唐門の横に、ひょうたん絵馬とは別の種類の絵馬がかけられていました。「仕事絵馬」という文字が見えます。こちらは草履の形をした絵馬で、おそらく有名な秀吉の草履あたための話からきているのだと思いますが、よく見ると、こちらにもひょうたんが描かれています。彩色を施して飾り紐をかけたひょうたんと、六つの実が成っている栽培中の千成ひょうたんの図柄です。とくに栽培中のひょうたんは、葉の形も実のぶら下がり方もわりあいに写実的で、実際のひょうたんに似せて描かれているのがとても良かった。ちゃんと六瓢(無病)というのもうれしいです。

ひょうたんモチーフのお守りもたくさん見つかりました。本物の千成ひょうたんを使った「福寿ひょうたん守」もありましたし、ひょうたん柄の布地の「仕事守」もとても可愛く、黄色いひょうたん型のお守りもありました。私はその中から、金色のひょうたんが六つ連なった「開運 千成瓢守」を授けていただくことにしました。

建物や庭などにもひょうたんモチーフのものはないかと思って探してみましたが、残念ながら見つけることができませんでした。ちょうど結婚式が行われていたので、社の奥まで入ることは遠慮しておきました。

自宅に戻って、この日記を書くために豊国神社について少し調べていたら、どうやら夏の間は境内でひょうたん栽培もされていたようです。来年の夏もう一度参拝して、その様子も拝見できたらいいなと思います。