可愛くないひょうたんなんてありません!(エコー)

by 丸黄うりほ

①みらいさんの千成。ころんと丸っこい形が可愛い♡

②純さんの千成、花がなかなか咲きません(ヘチマは咲くのに)

③西山朝子さんの中国瓢「泫承」の仕事はグリーンカーテン?

④飯田未和さんの中国瓢「ふくちゃん」3個目の実。またまた美形

⑤モリカワさんの中国瓢「ひょうちゃん」の実は、らしくない形

⑥ヤマミーさんの大瓢エース「ダイダラさん」は、挿し木に実がつきました

⑦フェイ・ターンさんの大瓢エースは3個の実が残りました

⑧拙宅の大瓢エース「マルクス・アウレリウス」4個目の実。変な形だけど愛おしい!

 10月になりました。きょうは9月の間にヒョータニストさんから届いた写真を、一気に紹介していきたいと思います。

まずは写真①をご覧ください。こちらは大阪市のみらいさんの千成ひょうたんです。ゆるーいくびれのふとっちょさん。ころんとした形がたまらない!

みらいさん宅では2株の千成を栽培中。7月にピークを迎えて8月は成長が止まってしまったそうですが、8月下旬から再び花が咲き出して2度目のピークがやってきました。千成の場合、お彼岸以降に3度目のピークが来ることもありますので、まだまだ結実が期待できると思います。

続いての写真②は、大阪市の純さん宅。最初ひょうたんとヘチマを同じプランターに植えていた純さん。その後株分けしたものの、ひょうたんになぜか黄色い花が咲き、そっちがヘチマだったことが判明。その後も千成ひょうたんのほうはなかなか花が咲かないらしい。この写真を見ると、雄花のつぼみっぽいものが見えますので、もう一息かな。頑張ってほしいです。

写真③は、大阪市の西山朝子さんの中国瓢「泫承(けんしょう)」です。7月末に待ちに待った雌花がつき、受粉したもののしぼんでしまったとのこと。その後、雄花と雌花の合体した花がついたけれどやはりそれもしぼみ、そのあとはずーっと雄花ばかりなのだそう。

「ずーっと男子、悲しいです。葉は元気で、うちに来られたお客さんにグリーンカーテンぶりを褒められては『でも実がつかない…』と愚痴っています。『僕の仕事はグリーンカーテン』と誤解しているのか、なして…?」と、西山さん。一人称は「僕」だし、「泫承」君は男の中の男だったってことでしょうか。いやいや、単にオクテってこともありえます。まだまだ頑張って!

写真④も中国瓢。大阪市の飯田未和さんの「ふくちゃん」に3個目の実ができました。1個目、2個目も口部が長くてウェストの引き締まった美瓢でしたが、これまた美形! モデルみたいにきれいな、噂のキラキラ三姉妹ってところでしょうか。9月に入ってからできた実なので11月初旬まではこのまま蔓にぶら下げておいてくださいね。

さて。どんな形の実ができるかは、はっきりいって運です。目指すべき美瓢のプロポーションというのは業界的には決まりがありますが、だからといって標準から少々はずれても可愛くないひょうたんなんて決してありません。

写真⑤はモリカワさん宅の「ひょうちゃん」の実。くびれがひとつだけのフラスコ型をしていますが、じつはこれも中国瓢。よく見ると、口部は中国瓢っぽく、その下に必死でふくらもうとした形跡があります。下のふくらみは丸く、玉ねぎのようでもあり、するんとして可愛い。

写真⑥のひょうたんはお尻が曲がっていますが、これまた味があって素敵。こちらは和泉市のヤマミーさんの大瓢エース「ダイダラさん」の挿し木部分に実ったもの。「ダイダラさん」の本体には実はついてないそうですが、挿し木部分が元気で、花だけで終わらず結実までいきました。まだ表面がつるつるした緑色をしていますが、白っぽくかたくなるまで持ちこたえてくれたらいいな。

東大阪市瓢箪山のフェイ・ターンさん宅の大瓢エースの実は、写真⑦を含む3個が残ったそうです。今年のフェイさん宅のひょうたんにはたくさん雌花がついたけれど、ふくらみかけて途中でしぼんでしまったものが多かったよう。写真⑦はゆるーいくびれで、ふんわりとした丸い形。これも典型的な美瓢とは少し違うけれど、おおらかで魅力的なフォルムですね。

最後に写真⑧を見てやってください。我が家のベランダで栽培中の大瓢エース「マルクス・アウレリウス」の4個目の実です。頭でっかち尻すぼみ、あるかないかわからないほどのゆるゆるのウェスト。なんというか、頭の悪そうな形です(ごめん)。ローマきっての賢帝、「マルクス・アウレリウス」のお名前を頂戴したのに、いったいなぜこのブサイクさ!?

でも、愛おしいです。再度、大きな声で繰り返しておきましょう。標準から少々はずれても可愛くないひょうたんなんて決してありません!ありません!ありません…!(エコー)

(1488日目∞ 10月1日)

  • 丸黄うりほ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョータニスト・パーティ」のメンバー。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンション(大阪市北区)のベランダでプランター栽培している。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
  • 2026年度ヒョータニスト(ひょうたん栽培&加工に挑戦中のみなさん)
  • イハリコさん(吹田市)、杉浦こずえさん(大阪市)、塚村編集長、KFさん(東大阪市)、モリカワさん、飯田未和さん(阿倍野元町Garden Farm)、佳代さん(阿倍野元町Garden Farm)、西山朝子さん(大阪市)、ヤマミーさん(和泉市)、みらいさん(大阪市)、おーさきさん(小野市)、ヤブタさん(淡路島)、純さん(大阪市)、たみさん(守口市)、ともきちさん(田辺市)、中野由紀昌さん(福岡市)、フェイ・ターンさん(瓢箪山) ※順次追加していきます。

 

※次回1489日目の丸黄うりほ「ひょうたん日記」は、10月7日(水)にアップします。