もらわれていったひょうたん、ランプになる!

by 丸黄うりほ

▲K・Fさんのクシティの実。

▲ふじっこさんのジュンコ(またはミチコ)の実。

 

我が家のひょうたんウェスパシアヌスの苗兄弟から、うれしい写真が届きました。101日目(8月28日)の日記で紹介した、K・Fさんのクシティの実が、こんなに可愛いランプ(写真上)になりました!

我が家から旅立っていった苗の一つであるクシティは、地蔵菩薩を意味するサンスクリット語「クシティガルバ」から名づけられ、お地蔵さんのそばで育ちました。ところが8月ごろ、苗全体が枯れてしまったらしいのです。クシティが残したたった一つの実がこの実でした。

クシティ苗の命は短かったけれど、その実はこうやって新しい瓢生に一歩踏み出しました。なかには LED ライトを仕込んでいるそうで、いろいろな色に光ってとてもきれいです。インテリアにぴったり。クシティよかったね。 K・Fさん、ほんとうにありがとうございました!

そして、下の写真は、137日目(10月23日)の日記でも紹介したふじっこさんのジュンコ(またはミチコ)の実です。こちらはウェスパシアヌスの兄弟ではなく、ふじっこさんが買い求めた千成ひょうたんの苗になったもの。137日目の日記では、早くも楽器に加工された実を紹介しましたが、その後ランプも作られたそうです。こちらもクシティと同じく LED ライトを内蔵。動画も送っていただき拝見しました。次々に色が変化してとても楽しいランプです。

ふじっこさんは、ほかにひょうたんの花入れなども作られたようで、ひょうたんをなんとかして何者かにしてやろうという気持ちが伝わってきて、うれしくなります。

育てて楽しく、加工して楽しいひょうたん。楽器やランプや花入れに生まれ変わったひょうたんたちは、今度は使って楽しいひょうたんになって、植物としての短い一生よりももっとずっと長く生き続けることでしょう。