「ウェス実8号」末っ子は可愛い!
by 丸黄うりほ
台風19号が日本列島を襲った日に開花して授粉を行なった雌花は、その後順調に大きくなってきています。きょう、サイズをはかってみると高さ12センチになっていました。日数、サイズともにここまでくればおそらくもう大丈夫。安定期に入ったと思います。この実をウェスパシアヌスの8番目の実、「ウェス実8号」と名付けることにします。
まだ色が青く、大きさも伸びしろがあると思いますが、形ははっきりとしてきました。スマートで、なかなか整ったプロポーション。ウェスパシアヌスのほかの実とよく似た特徴をもっていて、ああいかもに兄弟姉妹だなと思います。
おそらくこの実がウェスの末っ子。しかし、なんという可愛さでしょう。人間の場合でも年とってからできた子どもは特に可愛いというのを聞きますが、この実を見ているとその気持ちがわかります。本体の株が老いてきて、生命の限界を感じさせはじめたときに、贈り物のようにやってきた子ども。
まもなく訪れる冬を前に、どこまで頑張ってくれるのか。大切に見守っていこうと思います。
ところで、128日目の日記で書いたウリキンウワバの大発生。早めに手を打ったので大部分はいなくなったのですが、生き残ったやつらが大きくなって3センチから4センチくらいの緑色のシャクトリムシに成長し、ばりばり葉を食いちぎっている現場に遭遇しました。2枚目の写真の真ん中にいるやつがそうです。葉と同じ色になってうまく隠れていますが、この大きさになると目立ちます。
ウリキン野郎をやっつける農薬もあるけれど、このサイズの連中は直接捕獲して殺すのが手っ取り早いようです。私はひょうたんの葉や雄花の芽をうれしそうにかじっているウリキンを10匹ほど捕獲しました。で、胴体をハサミでちょきんとやりました。気持ち悪いんですが、これがいちばん確実。ウリキン野郎の側から見ると、私は悪魔ですね。
※次回137日目は10月23日(水)にアップします。