葉がレースみたいに……虫との戦いは続く

by 丸黄うりほ

▲葉をレースにするやつはウリキンウワバ。

 

今朝、ベランダのひょうたんウェスパシアヌスのようすを見にいったら、またもや新たな敵が出現していました。アブラムシとうどんこ病の被害がひどくなってきたので、昨日かなりの葉をカットしたばかりだというのに。

蔓に残した比較的きれいな緑色の葉たちに、レースみたいな穴がいっぱいあいていたのです。たった一夜で、ここまでやるか!と言いたくなるほどのひどさ。

葉をレースにしてしまう犯人は、ウリキンウワバです。いつも葉の裏側にいるので裏返して観察してみましたが、写真に写らないほど小さいやつらでした。薄い黄色をしていて、1ミリか2ミリほどの細い糸の切れ端みたいな感じです。

おそらく、一夜でいっせいに卵から孵って、いっせいに葉を噛みやがったのだと思います。しかもきれいでやわらかな、新しい緑色の葉ばかりを狙って。

今はまだ一匹一匹はとても小さいけれど、ものすごい数のウリキン野郎が観察できました。これはほうっておくと大変なことになります。こいつらは、えげつない食欲で葉をかじり、あっという間に何倍もの大きさになるのです。大きくなると食べた葉と同じ色の透明なシャクトリムシになって、身体にあわせて大きくなった口でさらにガツガツ食い続け、葉がすっかりなくなってしまうほど食い荒らしてしまいます。

私はあわてて、やられた葉をカットしました。昨日たくさんの葉をカットしたばかりだし、蔓が坊主になりそうで可哀想なのですが、しかたがありません。それから、殺虫剤ベニカEXスプレーをカット後の蔓や近くの葉にがっつりとまきました。プランターの土の端には、根から吸わせるタイプの農薬オルトランもまいておきました。

これである程度おさまってくれたらいいのですが……。

ひょうたんの秋。虫との戦いが続きます。