おでんの鍋までひょうたん!「ほっこり瓢箪島」
by 丸黄うりほ

①JR森ノ宮駅前のビル3階にある「ほっこり瓢箪島」

②温かみのある木の扉には、なんとひょうたんのドアノブが

③本物のひょうたんでできています!

④入口そばの棚にもひょうたんがいっぱい

⑤店内にも立派なひょうたんが

⑥あちこちにごろんごろんと置いてあります

⑦ひょうたん型をしたおでん鍋に感動!

⑧生ビールと、お得な「ひょうたんセット」

⑨可愛い!「ひょうたんモナカアイス」
昨日の続きです。コンさんと私は南森町で天麩羅を食べた後、古道具屋さんとレコード屋さんに立ち寄り、大阪メトロ堺筋線に乗って天下茶屋へ。そこで出会ったひょうたん物件については、また後日改めて報告したいと思います。
天下茶屋からはJR新今宮駅まで20分か30分ほど歩き、ちょっとおなかもすいてきました。時刻は午後3時過ぎ、本来ならお茶の時間なのかもしれませんが、「ひょうたんグルメ班」の今回の最大の目当ては、おでんなのです。
新今宮駅から大阪環状線に乗って、着いたのは森ノ宮駅。ここは大阪城天守閣最寄駅の一つです。以前は駅前商店街に「太閤はんの城下町」と書かれたひょうたんネオンがあり、「ひょうたん日記」(143日目)でも紹介したことがあるのですが……。
今回は、いくら探しても見つかりません。あれから4年半。もしかしたら撤去されてしまったのかもしれません(涙)。
ですが、目当てのお店「ほっこり瓢箪島」は、この時間から元気に営業中でした!よかった!まだ明るいうちからいい気分になって申し訳ない。私は心の中で世間さま(?)にペコペコと頭を下げつつ、駅前ビルの階段を上がりました。(写真①)
3階まで上がると、温かみのある木の扉が迎えてくれました。
まず注目してほしいのは、そのドアノブ!なんと、本物のひょうたんでできているのです!(写真②③)
ひょうたんノブをわくわくしながら引き、中へ入ると、窓際の飾り棚にもひょうたんが!そのうちの一つには、人気俳優さんが来店されたと書いてありました(写真④)。
掘りごたつ式の席はガラスばりで、天気のいい日は天守閣も見えるそうです。その周りにも大きなひょうたんが、ごろんごろんと飾ってありました(写真⑤⑥)。なぜひょうたんなのか……という問いには、店員さんから「豊臣秀吉の千成ひょうたんからです」と、まっすぐな答えをいただきました。
さらに、カウンター席の向こうには、じゃーん!目当てのおでんが!
ひょうたん型をした大きな銅鍋にたっぷりの出汁が張られ、大根、玉子、コンニャク、ちくわ、厚揚げなどのおでん種が気持ちよさそうに浸かっています!(写真⑦)
コンさんと私は、ひょうたんのおでん鍋がよく見えるカウンター席に座らせてもらい、メニューに目を通しました。おでんの他に、お造り、焼き魚、揚げ物、お酒のアテ、ごはんものなど料理の種類は実に豊富です。
しかし、私は迷うことなく生ビールと「ひょうたんセット」をチョイス。コンさんはお店の名物と書かれた「すじぼうず」など、数種類のおでんをアラカルトで注文しました。
運ばれてきた「ひょうたんセット」には、5種類のおでんのほか、お造り、枝豆などがついて豪華。これは期待以上です。
ひょうたん型の銅鍋で煮込まれたおでんは、出汁がしみこんでおいしい。お造りも新鮮で大満足。これはたまらんなーと、にこにこしてたら、コンさんがメニューを見ながら「甘味もいっときますか!」と。
なんと「ひょうたんモナカアイス」というメニューがあるではないですか!
これは!というわけで、コンさんと私は「ひょうたんモナカアイス」を追加注文しました。薄いグレーをしたごま風味のアイスクリームに、生クリーム、コーヒー味のソース、ごまだんご。そして、ひょうたんをかたどったモナカの皮が添えられ、これだけ目当てでも出かけたくなるほどの可愛さでした。
午後3時半という時間帯もあって、ちょい呑みのつもりで訪れた二人でしたが、思いがけず満腹になりました。今度は、たくさん友人を誘ってがっつり呑みに行かねば!
(1292日目∞ 3月13日)
※次回1293日目は奥田亮「でれろん暮らし」3月17日(月)にアップ。
1294日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、3月19日(水)にアップします。