ひょうたんの実の水浸けを開始しました!(2)

by 丸黄うりほ

▲ひょうたんを蓋つき容器に入れて水に浸けます。

 

昨日の続きです。収穫したひょうたんを、例年はすぐ水浸けにするのですが、今年は数日間そのままでおいていました。忙しかったというのもあるし、大好きな薄い緑色のひょうたんの風情を楽しみたかったというのもあるのですが、大きな理由は……容器のせいでした。

ひょうたんの水浸けは、ひょうたん好きの人でもちょっとためらう一種の苦行です。

なにが苦行かというと、すさまじく臭う。ものすごく臭いのです。

そのため、どのような容器で行うかが大切になってきます。蓋がしっかりとしまり、臭いが周囲にもれないことは必須条件です。また、ひょうたん全体がしっかりと浸かる大きさも必要です。ひょうたんの一部が水から出ていると、その部分だけ違う色に仕上がってしまいます。

ひょうたん浸けには重しも必要です。そのまま水に入れただけだとぷかぷか浮いてきて、やはり水から出た部分、空気にふれてしまった部分だけが変色してしまい、変な柄がついてしまいます。

私は、ひょうたん浸け専用のプラスチック容器をいくつか持っていて、今年もそれらの容器で水浸けを行うつもりでいました。ところが。

今年のひょうたんは意外と大きかったんですね。いつもの容器に入りませんでした。「ウェス実1号」は31センチ、2号と4号も29センチあるけど、細長い形なのでそれほど大きく感じてなかったのです。今までの容器が使えないということは、重しも変えなければならないということです。

ちょうどいいサイズの容器を探すのに数日かかりました。それから、重しは新しく作りました。写真の上の方に写っている黒っぽいのが重しです。外側はビニール袋で、なかにはもうたぶん見ない写真集が入っています。本を重しにすると厚みなどが調整できてなかなかいいのです。

プラスチック容器にひょうたんを入れ、その上に重しをおいて、風呂場に持っていきました。水道の栓をひねり、水がいっぱいになると蓋をしました。そしてそのまま風呂場の隅に。

ひょうたんの水浸け容器、以前はベランダに置いていたのですが、水をかえる手間と臭いがすごいので、ここ数年は風呂場の隅が定位置です。そうです。これからしばらくの間、我が家のお風呂はかぐわしいひょうたんフレグランスが……。