オーガニックひょうたんとして世に喧伝できるかも?
by 奥田亮
先週は丸黄うりほさん率いるヒョータニスト・パーティの一員として愛知県まで遠征し、総勢6人で演奏を披露させていただくという機会を得ました。それはびっくりするような、一生のうちにあるかないかの希有なステージだったのですが、詳しくは丸黄うりほさんの本編「ひょうたん日記」の報告をお待ちください。いや〜楽しかったけど、けっこう大変でもありました。しばらく疲れが取れないかもしれません。
さて、そんなことで先週は3日ほど家を空けることになりました。一番の問題はひょうたんの苗がその間水やりなしで大丈夫か、ということだったので、出発の日の朝にとりあえず定植をしてしまうことにしました。地植えすると水やりができなくても大丈夫だからです。ということで、今回うちで定植する予定の大寿1苗、百成1苗を、選ぶ必要がありました。
大寿はなんだかどれも葉っぱの調子がよくない感じではあるのですが、一つは双葉も大きく、本葉もそれなりにいい感じの苗、もう一つは分厚くて強そうな双葉だけど、しっかり開いてなくて大丈夫なのかなという感じの苗、そしてもう一つは葉っぱはそれほど大きくないのですが、茎(蔓)が一番太い苗。かなり悩みましたが、最終的に茎(蔓)の太い苗を選びました。百成は大寿に比べると葉っぱの状態も良くどれも元気そう。ただ、一番最初に発芽した苗は葉っぱが黄色くなり始めていてあまりよくなさそうだし、ふたつは6月に入って発芽し、ようやく本葉が小さく出はじめたところなので、まだ定植には早そうです。191、192でご紹介したひょうたんモヤシは、他の苗と遜色ない状態にまで成長していて、これもありかなと思いましたが、最終的に葉っぱが一番元気そうな苗を選びました。
定植したのは、例年ひょうたんを植えている縁側に沿った50センチ×3メートルの横長の場所。そこに4月頭に別のところから土を運び入れ、30センチほどの高さに畝を作り、落ち葉や枯れ草をたっぷり載せて黒マルチで覆って2カ月放置した畑地です(187号で紹介)。2カ月で枯れ草から糸状菌が育ってくれていればいいのですが、ちょっと早いかもしれません。どうなんでしょうか。畝は2メートルと1メートルの二つに分けたので、大きい方に大寿を1苗、小さい方に百成を1苗定植しました。無肥料無農薬で立派なひょうたんが育てばオーガニックひょうたんとして世に喧伝できるかもしれません。
無事帰宅してさっそく苗を状態を確認。定植した苗は予想通り元気でした。残ったポットの苗はどういう加減か2苗だけ水不足で瀕死の状態だったのですが、水をやると夕方には回復していました。嫁入り先は決まっているので、早くもらってもらいましょう。でれろん。
(1187日目∞ 6月10日)