「ヒョータニスト・パーティ」初ライブ@田並劇場(後編)

by 丸黄うりほ

①ひょうたんと蔓、手描きの看板がウェルカム!

②ドリンク、スイーツのカフェ。カレーなどマルシェもオープン

③林澄蓮さん手作りの「ひょうたんクッキー」

④10時から「ひょうたんランプワークショップ」がスタート(撮影:コンさん)

⑤「ひょうたんの笛ワークショップ」、ご参加ありがとうございます!

⑥「テクノクマールカーン」のみなさん

⑦本日の衣装はこの袋の中に

⑧「ヒョータニスト・パーティ」、じつに怪しい……。(撮影:かよさん)

⑨左から、ともきちさん、林澄蓮さん、林憲昭さん、結花さん。お世話になりました!

昨日の続きです。翌朝、串本町のすてきな古民家で目覚めた我々「ヒョータニスト・パーティ」は、隙間時間をぬって近くの海岸まで散歩しました。歩いて3分ほどのところに、海水浴もできそうな美しい砂浜があるのです。フェイ・ターンさんは水に足をつけて大はしゃぎ。民家の庭はとても広くて、これだけあればひょうたんが何苗栽培できるかなぁ……と、なんでもひょうたんに換算して考えるのは、丸黄うりほ。

「おはようございまーす!」と「田並劇場」に戻ってくると、可愛いひょうたんをあしらった手書きの看板が立てられていました(写真①)。

劇場内には、ドリンクやスイーツなどのカフェメニューも。なんと、その中にはオーナーの林澄蓮さん手作りの「ひょうたんクッキー」もありました。一口サイズのひょうたんクッキーは、ざくざくとした食感、優しい甘さでスパイスティーとの相性もぴったりです。(写真②③)

さらに、カレー、サモサ、おにぎり、コーヒーなどのマルシェも劇場内にぞくぞくオープン。10時前には、フェイ・ターンさんによる「ひょうたんランプワークショップ」に参加希望のお客様もお見えになりました。(写真④)

私が講師の「ひょうたんの笛ワークショップ」のほうは予約が入ってなかったのでお客様ゼロかもと思っていたら、なんと男性お二人が参加ご希望。なかなか音が出ない、難しい、とおっしゃりつつも、最終的にはお二人ともとてもきれいな音を響かせる可愛い笛ができました。よかった!(写真⑤)

ランプと笛作りのワークショップに参加してくださった方のなかには、ひょうたんの栽培を行っているという方もいらっしゃって、栽培談義にも花が咲きました。ひょうたん好きって、本当に全国どこにでも、老若男女問わずいらっしゃるのだなと改めて感じ入りました。

お昼をはさんで、14時からはいよいよライブスタートです。

まずはフェイ・ターンさんのテルミン独奏。続いて「テクノクマールカーン」の演奏が始まりました。「テクノクマールカーン」の音楽は、幻想的な歌詞と癒しを感じさせる美しい響きで、この串本という土地にふさわしい、少し神秘的な感じがしました。(写真⑥)

出番がせまってきて、「ヒョータニスト・パーティ」の面々は楽屋にこもって、どきどき。写真⑦をご覧ください。こちらは、ファッションクリエイターのありさだあきよさんにお願いして、「ヒョータニスト・パーティ」のために作っていただいた衣装の袋です。

ブルーはコンさん。レッドはこずえさん。グリーンはフェイさん。そして、イエローは私、うりほの衣装が入っています。袋にまでひょうたん型のマークをつけてくださって、めちゃくちゃ可愛いでしょう?

メンバーは、この真新しい衣装に袖を通し、いよいよステージへ……。

それぞれの胸元にもひょうたんがデザインされているのですが、写真⑧ではよく見えませんね。こうやって写真を見てみると、まるで占い師か黒魔術の集団みたいです。また別の機会に、この衣装デザインがはっきり見える写真をアップしますね。

自作ひょうたん楽器たちの奏でる音は、キラキラ系、ほわほわ系から、ギューンとうなるノイズ系まで。怪しい上に、まだまだまとまりのない音でしたが、「田並劇場」のお客様はとてもあたたかく迎えてくださいました。

最後には「テクノクマールカーン」とのセッションも一曲。個人的には、この最後のセッションがいちばん楽しかったです。

ひょうたんが縁結びとなって、奇跡のような場所と、忘れ得ぬ人々との出会いに恵まれた私たち「ヒョータニスト・パーティ」。「田並劇場」の林さんご夫妻をはじめ、「テクノクマールカーン」のみなさん、マルシェ出店のみなさん、ワークショップ参加のみなさん、そしてステージを見に集まってくださったみなさん……。本当にありがとうございました!

(1172日目∞ 4月25日)

※4月29日(月・祝)から5月6日(月・祝)まで「でれろん暮らし」と「ひょうたん日記」はお休みをいただきます。

次回1173日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、5月8日(水)にアップします。