沈黙したままの百成。あとは運を天に任せるだけ!
by 丸黄うりほ
昨日の続きです。4月15日には、さらに千成ひょうたん2ポットから芽が出て、ベランダに出たひょうたんは12ポットになりました。写真①は、いちばん最初に発芽した千成ひょうたんです。ちょっと徒長気味ではありますが、きれいな双葉になりました。真ん中からはすでに本葉が出かかっています。
写真②は、かど瓢です。茎がしっかりとしていて、今のところとてもいい双葉に育っています。
16日には、縮緬いぼ瓢も土から頭を出しました。オギャーです(写真③)。これでかど瓢、縮緬いぼ瓢が1つずつと千成が11ポット。合計13ポットがベランダへ出ました。
一方、室内の育苗ヒーターの上に残ったのは、かど瓢、縮緬いぼ瓢のポットが1つずつ。それ以外のタネは沈黙したまま。特に、百成ひょうたんはまだ1つも目覚めてくれません!なぜ?なぜ?なぜ?(写真④)
はい。ここで、現時点での4品種のひょうたんの発芽率を整理しておきますね。
千成ひょうたんは、24粒中11粒が発芽しました。発芽率46パーセントです。去年入手したタネですから、少し発芽率が低いのは仕方がないと思います。かど瓢は、8粒中2粒が発芽し、発芽率25パーセント。縮緬いぼ瓢は、7粒中2粒が発芽し、発芽率29パーセント。どちらもあまり良い成績とはいえません。しかし、6粒全部がまったく発芽しない百成ひょうたんの、発芽率0パーセントよりはずいぶんマシ。
いったい百成はどうなっているのでしょうか……?
4月4日に、一斉に芽出し処理を始めてから2週間近くになります。このくらいたって変化のないタネは、もう生きてないのかもしれません。しかし、たまーに遅く目覚める、寝坊助ひょうたんもいるんですよね……。
というわけで、百成と、かど瓢、縮緬いぼ瓢の発芽していない残りを全部ポットにまいてしまうことにしました。写真⑥のように、1ポットに2粒ずつ。左列の3個が百成で、ブルーのストローで目印をつけました。中央列はかど瓢、右列は縮緬いぼ瓢です。
ポットは育苗ヒーターの上に並べて、適温25〜30℃に。これで数日たっても反応がないようだったらあきらめようと思います。あとは運を天に任せるだけ。頑張れ!(写真⑦)
そして、本日4月18日の朝には、育苗ヒーターの上に数日いたかど瓢、縮緬いぼ瓢がどちらも土から頭を出しました。さっそくベランダに移してやりました。
というわけで、ベランダには現在15苗が並んでいます。写真⑦の右端の手前2つが、今朝の新入りです。
写真を撮りつつ双葉のようすを観察していると、縮緬いぼ瓢の葉がカールしていることに気がつきました(写真⑧)。この双葉の形には見覚えがあります。数年前に育てたイプです。
今朝、土から出てきたばかりの縮緬いぼ瓢も、こんな双葉になるのでしょうか?それとも、この苗だけが特別なのかな?もう少ししたら、その謎も解けるでしょう。
私は明日から丸2日間、和歌山県串本町でのライブ&ワークショップ「ひょうたんへうたん展」のために自宅を留守にします。その間のひょうたんの苗の変化がとても気になる……。はっきりいって、幼子を残して旅に出るような気分です。
しかし、心配にはきりがありません。これもあとは運を天に任せるだけだと腹をくくりましょう。ひょうたんの神様、どうぞお守りください。
(1169日目∞ 4月18日)
※次回1170日目は奥田亮「でれろん暮らし」4月22日(月)にアップ。
1171日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、4月24日(水)にアップします。