オオナガユウガオ「トラヤヌス」の実を収穫しました!
by 丸黄うりほ
ベランダで栽培中のオオナガユウガオ「トラヤヌス」の実を収穫しました! 6月に受粉したものもあり、もっと早く収穫可能だったんですが、ようやく……です。いろいろな事情があって今になってしまいました。
その事情とは。まず写真①を見てやってください。
右に写っているのが、栽培中の「トラヤヌス」の最初にできた実「トラヤヌス1号」です。そして左に写っているのが45リットルのゴミ箱。このゴミ箱はじつは毎年ひょうたんの水浸けに使っている「丸黄式水浸けゴミ箱システム」なのであります。……といっても、このままだとただのゴミ箱なんですが。
さて、このゴミ箱に「トラヤヌス1号」を入れてみたのが写真②です。斜めに立てかけるようにして入れても頭が出てしまっています。
そうなんです、「トラヤヌス」の実はとても大きい。たとえば、昨年私は千成ひょうたんを栽培し、大変な大収穫でなんと100個以上もなったのですが、このゴミ箱システムで全部一度に水浸けすることができました。そのくらい容量があるのですが、こういう長い形の実にはミスマッチ。どうしたらいいものかとずっと考えていました。
そこで、私は使っていない古い衣装ケースを引っ張りだしてきました。このケースは長辺が70センチほどあります。「トラヤヌス1号」が入るかどうか試してみると、ちょうどいい感じです!(写真③)
事情はもう一つありました。写真④を見てやってください。
これは、ベランダの外側にできた「トラヤヌス3号」(手前)と「トラヤヌス6号」です。3号は7月にできた実で、6号は9月にできた実。本当は3号を先に収穫したかったのですが、二つの実が重なり合ってできてしまったのです。しかも、2個ともベランダのヘリにかろうじて載っている状態。こんがらがっている蔓を無理矢理に引っ張って収穫すると、2個とも落下しかねない。我が家はマンションの8階にあるのです。落ちてしまったら実はこなごなになり、階下の人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。というわけで、6号が完熟する11月まで待つことにしたのです。
そんな事情によって、この日を迎えるのが11月下旬になってしまいました。今回ようやく収穫できたのは1号、3号、4号、5号、6号の5個です。(写真⑤)
長かったー、ああ、やっとここまできたという感じです。おめでとう、「トラヤヌス」!!
ただし「トラヤヌス2号」(写真⑥)と、「トラヤヌス7号」(写真⑦)は、蔓に吊り下げたまま残すことにしました。
2号は7月にできた実で、もっと早く収穫可能だったのですが、もたもたしているうちに皮が茶色くなり、カビが一面にはえてきました。どうしたものかと思いつつ、実を手で持ち上げてみると、あらっ、軽い!このまま吊り下げておけば、自然乾燥で仕上げられるかもしれません。水浸け容器の容量を考えても2号をはずしたほうがうまくいきそうなので、ここは自然乾燥に賭けてみることにしました。
7号は10月にできた末成り。表面にウリキンウワバに喰われたあとがいっぱいついていますが、個人的にはお気に入りの実です。こちらはまだ収穫予定日にも達していませんので、12月まで待つことにしました。本体の「トラヤヌス」はもうすっかり枯れてしまいましたので、完熟させることはできないかもしれませんが。
(1108日目∞ 11月29日)