イハリコさんの「よつ葉の土曜市」でひょうたん笛づくり
by 丸黄うりほ
11月14日の「ひょうたん日記」で紹介した「ひょうたん笛&ひょうたんバッグ作りワークショップ」が、先週の土曜、吹田市のヒョータニスト、イハリコさんのお店「よつ葉の土曜市」で無事に開催されました。きょうと明後日はその様子をレポートしていきたいと思います。
「よつ葉の土曜市」があるのは阪急山田駅から車で数分の閑静な住宅街。ご自宅の裏にはビニールハウスまで備えた立派な畑があり、広い駐車場まであって、じつに羨ましい環境です。「よつ葉の土曜市」の店内には、パンやお菓子、とれたての野菜、調味料などいろいろな食品と、イハリコさんセレクトの雑貨類が並んでいました。(写真①②)
ワークショップを行うスペースにはテーブルが置かれ、広さも十分。これから笛になる予定のひょうたんが入ったカゴも、しっかりと準備されていました。小さいひょうたんは今年イハリコさんが栽培し、収穫された千成の一部。フラスコ型の2個は以前の栽培でできた、おそらく百成だそう。(写真③)
そうこうしていると、「ひょうたんバッグ作りワークショップ」の先生である「ツバメ舎」の河合啓子さんがご到着。挨拶をさせていただき、ひょうたんハンコの実物を見せてもらって感激していると、ワークショップに申し込みくださった藤井さんと馬澤さんも到着。私とイハリコさん含め、5人全員が両方のワークショップに参加することになり、先にひょうたん笛作りを行うことになりました。
河合さん、藤井さん、馬澤さんの3人は、「ひょうたんって、こんなに軽いんですね!」と驚いておられました。そうですよね。普通は、ひょうたんを手にすることってあまりないですよね。
みなさんには、手にとってみて「なんか好き」と感じるひょうたんを1個ずつ選んでもらいました。そして、ご自身の手指にあわせて吹き口や音階を鳴らす穴の位置を決めてもらいます。ひょうたんの形は一つひとつ微妙に違い、また作る人の手の形や大きさも一人ひとり違う。そのコラボレーションによって、そのひょうたん笛だけの音が出るようになるのです。(写真④)
ひょうたんに開けた穴に息を吹き込むと、その角度によって鳴る位置があり、そこに竹の吹き口を固定します。できあがったひょうたん笛は、鳥の声のような、フクロウの鳴くような、不思議な音。そして、全部音色が違う!(写真⑤)
無事に全員のひょうたん笛の音が出るようになったので、最後に5人で合奏をして楽しみました。(写真⑥)
心から楽しんでくださっているみなさんの様子を見て、私は「ひょうたん笛の渋くて趣のある音色の良さを本当に感じていただけるのは、きょうここに集まってくださった方々のような、耳のいい大人なんだな……」と、しみじみしました。(続きます)
(1104日目∞ 11月22日)
※明日の「ひょうたん日記」はお休みをいただきます。1105日目は11月24日(金)にアップします。