第48回全日本愛瓢会展示会④神河町観光と懇親会
by 丸黄うりほ
昨日の続きです。秋篠宮さまが「揚羽ホール」で展示をご覧になっている間、一般会員はバスに乗って神河町観光へ。私はそのバスには乗らず、「花形文化通信」の塚村編集長、ヒョータニストのおーさきさん、フェイ・ターンさんと4人で少しだけ町へ出てみました。
受付時にもらった袋の中に「神河町観光マップ」が入っていたので、まずは「揚羽ホール」のすぐ隣に建つ大歳神社を参拝。回遊式庭園のある、落ち着いた雰囲気の神社でした。それから名所の「銀の馬車道」へも行ってみました。「銀の馬車道」は、鉱山都市として栄えた生野から飾磨津へ至る全長約49キロの、明治時代の産業道路だそうです。お茶でも飲もうと立ち寄った「道の駅」の近くには、荷馬車のモニュメントが立っていました。
おーさきさん、フェイ・ターンさんとはそこで別れ、私たちは塚村編集長の車で姫路へと向かいました。次なる目的地は、懇親会が開催される姫路キャッスルグランヴィリオホテルです。
懇親会は午後7時から始まりました。金屏風の前で、全日本愛瓢会兵庫県支部・支部長の大中政實さんや、会長の井村裕治さんなど錚々たるメンバーが挨拶をされた後、開会式の時と同じく法螺貝のチームが登場。この時は開会式よりも演奏時間が長く、より音楽的でおもしろい音が聴けました。「揚羽ホール」の展示作品の中には、大中さん自身が作られた法螺貝とひょうたんが合体した笛があったのですが、あのひょうたんの音も聴いてみたいなと思いました。
さらに、サブ中田さんによるハーモニカ演奏、コマ回しや、テレビでもお見かけしたことがある梶谷正治さんによる2本同時のリコーダー演奏など、芸達者な方が次々と舞台に立たれて、まったく途切れることがありません。ひょうたん好きな人は、もしかしたら音楽好きや芸達者な人の割合が一般よりも多めなのでは……?
お食事をしながら、同じテーブルになった方やお声掛けくださった方との会話も楽しませていただきました。特に会長の井村さんはビールをついでくださりながら、「女性会員を増やしたい」と何度もおっしゃっていました。
そうなのです、現在の全日本愛瓢会会員は、どうみても男性が多め。でも、ひょうたん好きには女性も男性もないような気がします。むしろ、私のまわりのひょうたん好きは女性のほうが多いようにも思うのですが……。
北海道大学の遠藤俊徳教授ともお話をさせていただきました。ひょうたんのタネのDNA解析をされている研究者で、「花形文化通信」の湯浅浩史先生インタビュー第2回「ひょうたんでわかる人類の移動」でもお名前が出てきます。人類の移動についての壮大な仮説、その根拠となりうる可能性を秘めたひょうたんのDNA研究。今回、湯浅先生とはあまりお話ができませんでしたが、遠藤先生とお会いできてうれしかったです。
金屏風の前では民謡の歌唱と演奏が始まり、宴会場にはそれにあわせて牛の着ぐるみ(?)も登場して盛り上がりは最高潮に。華やかな宴もそろそろお開きに近づいてきました。
このあと、翌日も神河町では総会と表彰式が行われたのですが、私は日程の都合により懇親会までで失礼させていただきました。
来年は、愛知県知立市で「第49回大会」の開催が決定しているそうです。すでに来年が待ち遠しいですね!
(1005日目∞ 6月23日)
※次回1006日目は奥田亮「でれろん暮らし」6月26日(月)にアップ。
1007日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、6月27日(火)にアップします。