咲くやこの花館ひょうたんウォッチング(2)

by 丸黄うりほ

▲ツボ型でまだら模様のひょうたん(左)と恐竜ひょうたん。

▲子どもに人気がある?恐竜ひょうたん。

▲黄色い花が咲くヘチマも成っていました。

 

きのうの日記に続き、咲くやこの花館ひょうたんウォッチング(2)をお送りします。大長ひょうたんのほかに、ここのひょうたん棚で目立つ品種がもうひとつありました。

濃い緑色で、ふくらみはひとつだけ。そのふくらみは丸くなくて、ところどころ皮が盛り上がり、筋張っているというか角ばっているというか。なかなか変わった形です。

咲くやこの花館の説明文には「恐竜ヒョウタン」と書かれていました。「アメリカでも人気があり、 Dinosaur Gourd(ダイナソー・ゴード)と呼ばれています」とも。なるほど、そう言われると恐竜にちょっと似ています。このひょうたんには、ほかにもいろいろな呼び名があって、「角ひょうたん」、「マランカ」、「おに棒」などと呼ばれることもあります。アメリカから入ってきたひょうたんは、こういう濃い緑色をしたものが多いなと思います。

もうひとつ気になったのが、ツボ型でまだら模様のひょうたん(写真左)です。こちらには説明書きが見つかりませんでした。ほとんどの実が「恐竜ヒョウタン」と並んでぶらさがっているので、同じ蔓に成っているのかなと思ってよく見たのですが、どうもはっきりとわかりません。

一瞬、このツボ型ひょうたんは、まだら模様の大長ひょうたんと「恐竜ヒョウタン」の交雑したものかもしれないという憶測が私の頭をよぎりました。でも、自分が知らないだけで、ちゃんとした品種名があるのかもしれない。そうだとしたら、このひょうたんに対して大変失礼ですよね。ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えていただければと思います。

ひょうたん棚には、ヘチマもいくつかぶら下がっていました。ひょうたんと間違われやすいヘチマですが、花の色が違います。ひょうたんの花は白。ヘチマの花は黄色。ヘチマの実も花も、いかにも夏って感じです。