ひょうたんの花芽が出てきました。雄花と雌花の見分け方は?

by 丸黄うりほ

▲雄花は、チューリップのつぼみのような形。

▲雌花は、最初からひょうたん型をしています。

 

子蔓の時代に入って、ますます成長中のひょうたんウェスパシアヌス。きょうは、花芽らしいものも見つけることができました。脇芽の出てきた横から、もう一つ頭を出している小さな芽。これが花芽です。

ひょうたんの花には雄花と雌花があり、この写真のようにまだ花が大きくなっていないうちからどちらなのか見分けることができます。

雄花は先のとんがった、チューリップのつぼみのような形をしています。

雌花はなんと、最初からひょうたんの形をしています。もうこの可愛さときたら!たまりません!実物をみなさまにもお見せしたい!

雄花と雌花の数を比べると圧倒的に雄花がたくさんつき、雌花は貴重です。蔓のどの部分に雌花がつくのかはよくわかりません。ただ、子蔓よりも孫蔓につくほうが多いことと、孫蔓の葉の1枚目から4枚目につきやすいということが定説となっています。しかし、それを計算に入れて栽培していてもあまり役にはたちません。なぜなら、雌花単独で咲いても、雄花単独で咲いてもひょうたんの花は受粉ができないからです。

ひょうたんの花は雄花も雌花も夕方から夜にかけて開き、翌朝にはしぼんでしまいます。同じ夜に雄花と雌花が咲き揃わないと受粉できない。ひょうたんの実にはならないのです。

そうなのです!ひょうたんランデブーは一夜限りの恋!

せつない!

たまたま同じ日に開花して、相手がいた雄花、雌花はラッキーですが、そうでなかった場合は受粉できずにただ咲いて、ただしぼんでいくしかありません。たくさんのひょうたんの苗を植えていると出会いの確率が上がるのですが、うちのように1苗しか栽培していない場合は運に任せるしかありません。

蔓に花芽がついたということは、肥料の三要素「窒素、リン酸、カリ」のバランスがまあ悪くないということも示します。我が家のひょうたんは毎年、花芽のつきが遅かったり、悪かったりしがち。そうなってしまうのは肥料の窒素過多が原因だといわれています。ということで、花芽の具合をよく観察しながら、そろそろ追肥を行う時期がきたようです。

 

※次回49日目は6月10日(月)にアップします。