摘心のあと、脇芽はやがて子蔓になります。

by 丸黄うりほ

▲葉(左)の付け根と巻きヒゲ(右)の付け根から出ているのが脇芽。

 

 

昨日はついにひょうたんの親蔓を摘心しました。

さて、昨日の日記に「親蔓を摘心すると、脇芽が伸びてきて、それが子蔓になる」と書きましたが、私は初めてのひょうたん栽培のときに、どれが脇芽なのかがまったくわかりませんでした。今からそれを説明しますので、きょうアップした写真をよく見てください。

真ん中の太い茎が親蔓で、そこから左に出ているのが葉です。右に出ている、くるくるときれいな螺旋を描いているのが巻きヒゲ。その真ん中の股の部分にちょこんと出ているのが脇芽です。

写真の脇芽はまだ出たばかり。これが、親蔓を摘心するとぐんぐんと伸びて、親蔓とそっくりな子蔓になっていきます。脇芽は葉の付け根ごとに出てきますので、そのまま放置していると脇芽が何本も子蔓になってしまいます。ひょうたんの場合は2本(ないし3本)だけ残して、あとの脇芽はカットしてしまうのが基本です。残した2本の子蔓に栄養を集中させるのです。

では、どの脇芽(子蔓)2本を残せばいいのか?これはひとつの悩みどころです。一般的には摘心した親蔓の先端に近いほうから2本を残すことが多いのですが、それが絶対というわけではありません。先端に近い蔓に元気がないとか、スペースの都合上でほかの蔓を残したいときはそれもいいと思います。ただ、あまり下の方の蔓を残すのは避けたほうがいいようです。たいていの場合、先端に近い蔓のほうが勢いがあります。

子蔓が成長してくると、またそこから孫蔓になる脇芽が出ます。こうなってくると、どれが親蔓で、どれが子蔓で、どこから孫蔓なのかだんだんとわからなくなってきます。間違って大切な孫蔓を切っちゃったりとか……。そうならないためにも、摘心した蔓の先端には印をつけておくといいと思います。私の場合は、蔓の誘導に使うビニタイの色違いのもの(赤とか、金色とか)を、切り口に近い蔓に巻いておきます。