ひょうたんの双葉、どちらか間引くなんて無理。

by 丸黄うりほ

▲ 双葉ふたつの3ポット(上)を6ポット(下)に植え直しました。

 

種を3粒ずつまいたひょうたんポット5個のうち、3個は双葉が2本ずつ出てきました。3粒まき推奨の園芸本には、「元気のいい苗1本だけを残して、ほかの苗は間引きましょう」と書いてあります。

しかし、見れば見るほど甲乙つけがたい。どちらの双葉も可愛い。とはいうものの、両方の苗をいつまでも1つのポットで育て続けるわけにはいきません。心を鬼にして、どちらかを間引かねばならない。

どっちの子を残す?  どっちの子を間引く?

どうも、私は間引かれるほうの苗に感情移入してしまいます。自分がこの双葉ひょうたんたちの立場だったら、きっと間引かれるほうであろうと思ってしまうのです…。

迷った末…。私は、双葉がふたつのポット3個を6個に植え直すことにしました。

おそらく、このやり方は邪道だと思います。でも、私はひょうたんに対して鬼にはなれませんでした。

ポットから苗を押し出してみると、双葉が育ってきている苗はすでに根が結構張ってきていました。根を傷めないようにそっと優しく取り出して、一苗ずつポットに植え直します。これでうまく両方の苗が生き延びてくれたらいいのですが。もしかしたらこの作業で両方ともダメにしたかもしれません。作業をしながら、私は「もう二度と、3粒まきはしないぞ!!」と心の中で叫びました。

双葉の中心をよくみると、すでに小さな本葉が出てきているのがわかります。これから、ひょうたんの苗は本葉の成長期に入ります。