やっぱりこじま、ちくわの妖精に愛されてるわ……!
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
先日所用で神戸にまいりまして、せっかくですから春日野道の名店、丸八蒲鉾さんに寄ってからいこうと思ったんですね。
(丸八蒲鉾さんデイリーちくわ記事はこちら)
しかし前の用事が押して、春日野道まで行くにはちょっと時間が足りないかも……!と焦っていましたらなんと。
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12/19まで、神戸大丸さんに出店中という、超グッドなタイミング。
やっぱりこじま、ちくわの妖精に愛されてるわ……!
ショーケースの中はまるで宝石箱。どれもこれもほんとうにおいしそう!
ちょっとだけにしとこうと思ったのに、手が勝手に商品を指差して、口は無意識に商品名を読み上げてしまう……なんとお値段2300円。(でもこじまの前に会計してたお二人連れは3000円超えてました)。
以前お店に伺ったとき1700円でびびってましたが、
あっさり超えてしまいましたね。看板商品の〈えびしそレンコン天〉は、噛むたびにえびがころんころんと飛び出してくるほどたっぷりのえび。レンコンの歯触りも楽しくて、噛み終わりたくないです。ずーっと食べていたい。
〈お魚コロッケ〉のジューシーなうまみ、〈ちくたま〉のかわいらしさ、どれを食べてもほんとうにおいしいんです。その中に。異色のルックス、謎のねりものが……。
なんと、これは発祥当時のかまぼこを模した〈始まりの神戸黒鯛入りかまぼこ〉。一説には、神戸近辺がかまぼこ発祥の地だと言われています。
この商品を見て、「これはまさしく発祥当時のかまぼこ……!」とわかる方どのくらいおられるんでしょうか。ええ、こじまはもちろん「あれだ……!」と静かに興奮していました。
平安時代の調度や行事などについて記された〈類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)〉に掲載されている、献立図の右下の串にささったかまぼこ、まさにこれです!(詳しくはこちらのデイリーちくわ)
うやうやしく手にとり食べてみましたら、なかなかしっかりかための食感。一緒に購入した〈神戸黒鯛入りぱくまる天〉も身しっかりだったので、黒鯛の身が足が強い(うどんでいうコシのように、ねりものの弾力は足といいます)のかしら。素朴なお味に、900年前にタイムスリップしたような気分。
おいしくいただきながら、かまぼこの起源についての記事を検索していたら、カネテツデリカフーズのサイトにこんな記述が。
「3世紀頃、神功皇后が三韓渡航に際し、旅の途中、生田神社(兵庫県・神戸市)にある生田の森に立ち寄り、すりつぶした魚肉を鉾の先に塗りつけ、焼いて食したのが始まりとされています。※諸説あります。
2015年、この生田の森にかまぼこ発祥の地の石碑が建てられました。」
え?
ちょっとまって?生田の森??
こじま、さっき生田神社を通って「このきつね、ちくわ食べてる?もしかしてちくきゅう?」とか呑気に写真撮ったりしてたのに、かまぼこ発祥の地の石碑なんて見なかったーー!!うわーん!!またやらかした!!