「じゃあ、こじまだってネリちゃんじゃない!!」
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
先日、大阪・扇町にこの10月にオープンした〈扇町ミュージアムキューブ〉を初めて訪れました。
映画館、劇場、スタジオなどの多目的スペースが揃った、関西の新しい文化の拠点となりそうな、素敵な空間。
その中に、ちいさな談話室〈マチソワ〉があって、日替わりのスタッフや居合わせたお客様と、自由に会話を楽しむ場所になっています。
そのマチソワで、イベントの打ち合わせなどをしておりましたら、劇場でのお芝居が終わったところで、続々とお客様が降りてこられました。その中に、短冊(箏:今西紅雪+テルミン:児嶋佐織と一緒に何度もイベントをやっている、マチソワスタッフでもあるネリちゃんが。
ネリちゃんには、短冊のライブで素敵なマクロビフードを出してもらってて、にんじんで「見ても食べてもエビフライにしか思えない」植物性エビフライを作ったりするんです。
ネリちゃんと、同じく観劇おわりの初対面のお客様と3人で、お芝居の感想などで盛り上がっていたんですが、不意に「ネリちゃんってなんでネリちゃんって呼ばれてるんだっけ、もしかして、前にちょっときいたことが……」と思い出し、本人にきいてみましたところ、
「ねりものが好きだから、ネリちゃん」
ということが判明しまして。
長いお付き合いですが、しらんかったまさかのねりもの由来。マクロビなのに(彼女は完全菜食ではありません)。
ということは……
それなら……
「じゃあ、こじまだってネリちゃんじゃない!!」
と、謎にライバル心を燃やして口走るこじま。
そしたらもうひとりのお客様が、
「あたしもネリちゃんです!!」と言い出し、まさかの全員ネリちゃん。
そのお客様は和歌山からいらしてて、和歌山のねりもの事情などを興味深く伺ったり。
談話室マチソワは、その名のとおりお客様との会話を楽しむスペースなのですが、いやあこの文化的な環境でねりものについて語るとは。びっくり楽しい出会いでした。
人もちくわも、出会いは突然。きょうのちくわ。
愛媛県おがた蒲鉾さんの〈鯛入り焼ちくわ〉。
焼きめの香ばしさ、厚み、ちょっとからっとした生地の弾力、甘みうまみ、どれも「ちょうどいい」ちくわです。そのまま食べてもおいしいんですが、きょうはセロリときんぴらに。
ちくわのぷりぷりとセロリのしゃきしゃき、食感の楽しいおつまみになりました。これはおビヤもすすむ……って、こじまさん、また飲んでばっかり。