「かまぼこ工房 夢鮮館」続・工場見学
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
ヤマサ蒲鉾「夢鮮館」の工場見学、前回のつづきです。
のっけから盛り上がるこじま、まずはちくわ製造ラインで盛り上がり。
大量に積み上げられたすりみ、まずは[擂潰(らいかい)]という工程へ。解凍したすりみにサイレントカッターで塩や砂糖、卵白などを混ぜ合わせ、味付けをします。
そして[成形]。シート状にのばしたすりみを、金属の棒が巻き取って、あっという間にちくわの形になって坂を登っていきます。
ちくわの赤ちゃんたちが、川の流れに逆らって懸命に上流を目指すかのような光景。もう何時間でも見ていられます……が、引率のお姉さんの声が遠くなって行くので、あわてて追いかけます。
そのあとは[加熱]。
ストレートラインと言われる、機械が直線状に配置された工場内。
焼く工程も、ちくわたちはずーっとまっすぐ流れて行きます。途中、なんだか居酒屋ののれんのような布がひらひらしている場所がありました。
これは「ちくわの両端に布で水をつけて、そこだけ焼き色がつかないように」という仕組みなんです!なんか原始的……?と思ったら、引率のお姉さんも「意外と原始的ですよね」っておっしゃってました。
最後は[包装]。
焼き上がったちくわたちは、トンネルフリーザーという冷却機を通り、約マイナス10℃の冷気ですばやく冷却されます。焼きたてほかほかのちくわも、あっという間にひんやり10℃(製品中心部)に。
そしてこの包装の機械までやって来て、溝に行儀よく整列したら、フィルムでびしっと包装されます。
さっきのちくわの赤ちゃんたちが、こんなに立派に成長して……!と感動、思わず涙が出そうなこじま。
ちくわラインだけでももうお腹いっぱいなんですが、このあとまだカニカマの製造工程も見せていただけるとのこと。はりきって隣の工場へ。