【P探】プレスリリースを通して世相を探っているような気がする「プレスリリース探訪(略称:P探)」です。
「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」をテーマとして大阪・夢洲で、4月13日に開幕した大阪・関西万博が今月(2025年10月)に閉幕しました。
公式サイトによると、184日間の会期中の累計来場者数は「29,017,924人」。
ザッと2900万人でした。
前評判はイマイチだった印象ですが、新聞やテレビなどで報道された会期後半の盛況ぶり…というか混雑ぶりを見ても成功…否、大成功と太字で表現しても大げさではないような気がします。
9月中旬を過ぎて実際に行った自分の実感的にも会場の“満員”ぶりは半端なかったです。
1970年に開かれた大阪万博(日本万国博覧会)の入場者数の「6421万8770人」(参照:万博記念公園のウェブサイト)がいかに並外れた驚愕の数字だったことをあらためて思い知らされました。両方の万博会場をリアルに体験できた自分は幸せです。仕事でしたけど、1990年に大阪・鶴見緑地で開かれた「花の万博」(国際花と緑の博覧会)にも何度も行ったので、ハットトリックを達成した気分です。
少子高齢化とか人口減少もあって日本の経済的な衰退が強調されることの多い昨今ですけど、過去の輝きが示すポテンシャルを考え合わせて「関西、これから、ホンキ出すんとちゃうん!?」と思っているのですが、みなさんはいかがですか? 今年ノーベル賞の生理学・医学賞や化学賞に決まったおふたりとも京都大学出身でした。
阪神タイガースが日本一になっていれば、万博・ノーベル賞・プロ野球で関西的にはハットトリックだったのにと少々くやしいです、知らんけど。
それはさておき、大阪・関西万博に関する、こんなプレスリリースがありました。↓
大阪・関西万博に関する調査/ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」と共同調査 来場経験は1割強。来場者の約8割が「期待以上」「期待通り」と高く評価
20代から60代の計1000人を対象にした「大阪・関西万博に関する調査」(実施期間:2025年10月1日~10月2日)によると…
来場者の評価は「期待以上」が47.4%、「期待通り」33.6%で、約8割が肯定的に評価しています。
そんな好評ぶりを反映する一例がこれですかね↓
★”Thanks EXPO 2025 ありがとう、万博!”をテーマに「2025大阪・関西万博 オフィシャルストア 大丸梅田店」が11月1日(土)移設拡大してオープンします!
2025大阪・関西万博 オフィシャルストア 大丸梅田店では、これまでのご愛顧に感謝の気持ちを込めて、「Thanks EXPO2025 ありがとう、万博!」と題して、11月1日(土)から、売場面積を拡大してオープンします。
大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 大丸松坂屋百貨店のストア内を華やかに彩ったすもうレスラーやねぶた、提灯などの装飾品がやってきたり、会場内でしか販売されていなかった、あの人気の公式ライセンス商品も展示予定です。
…って!えっ!何と!!
会期中よりも売場面積が広がってて、プレスリリースを二度見してしまいました。
前評判はイマイチだったけど、「やらせてみたら思ったよりできる子やった」という感じで、開催前よりも評価が高まったのかもしれません。そんな次第で、“アフター万博”も期待されているようですね。

隈取メイクをした「すもうレスラー」
で、こちらは“ネクスト万博”といえば、いいのか…↓
大阪・関西万博の次は、福知山で鬼鬼万博!百鬼夜行クリエイター河野隼也さん×日本の鬼の交流博物館 秋季特別展「大江山酒呑百鬼夜行」展 開催!
鬼伝説が残る大江山のふもとに建つ「日本の鬼の交流博物館」(京都・福知山市)で、12月7日まで秋季特別展「大江山酒呑百鬼夜行(おおえやましゅてんひゃっきやぎょう)」展が開催されています。
今年5月、福知山市は大阪・関西万博の関西パビリオン多目的エリアで、妖怪仮装行列「大江山酒呑百鬼夜行」を行い、市民らがワークショップで作ったオリジナルの鬼面をつけて会場を練り歩いたそうです。
そのときの記念写真がこれ↓

大屋根リングを背に記念撮影!(2025年5月3日 撮影:稲田大樹)
個人的に、このカオスな感じ、好きです。
同展は、この大阪・関西万博での妖怪仮装行列との連動企画だとのことですが、1970年の大阪万博当時は「人間が月へ行く時代にお化けなんかおらへん」的な考えが蔓延していた風潮もあるのか、万博会場に日本の「妖怪」は居場所がなかったような記憶があります。(「太陽の塔」がそこらへんの要素を一手に引き受けていたのかな?)
ところが…
21世紀の大阪・関西万博では、こんな魑魅魍魎(ちみもうりょう)系界隈が、ものすごく馴染(なじ)んでいるように見えるのが個人的に興味も感慨も深いです、(今回2度目の)知らんけど。
で、万博とも妖怪とも関係なく唐突ですが…
Tシャツと半ズボンでもまだ暑かった先月までが嘘のように、もう冬の気配すら感じる朝夕、ふと脳裏に「おでん」が浮かんだのは僕だけですか?
おでんといえば、チクワなどの練り物。
そんな気持ちを見透かしたように配信されたプレスリリースがこれ↓
創業“ほぼ”100周年を記念した「カネテツフェス2025」を開催!
カネテツデリカフーズ(本社:神戸市)が2025年11月15日に同社敷地内や体験施設「てっちゃん工房」で「カネテツフェス2025」を開催します。
2026年3月6日に創業100周年を迎える同社の“100周年プレイベント”だそうで…
これまで支えていただいたお客様、地域の皆様への感謝を込めて開催する入場無料のイベントです
とのことです。
飲食ブースでは「あつあつおでん」(5種入り:300円)や練り物に合う日本酒の販売や「有料試飲(1杯:100円~)」があるそうです。
「有料」の「試飲」って…と、一瞬「?」マークでしたが、深呼吸して考えてみれば誰に気兼ねなく、遠慮せず、そして飲み過ぎ防止にもなりそうな、このシステムが、このイベントのホッコリ感とマッチして絶妙です。行きたい!
で、そろそろ来年のカレンダーも気になる時季なので…↓
「綾瀬はるか 2026カレンダー」絶賛ご予約受付中!タイトル文字は綾瀬さんご本人の“直筆デザイン”!抽選で直筆サインが当たる豪華予約特典も!
注:予約特典の期間は終了しています

綾瀬はるか2026卓上カレンダー中面(9-10月)
プレスリリースによると…
彼女の柔らかな笑顔と温かな眼差しが、日々の生活に彩りを添えます。素顔の表情を切り取った写真が満載で、さりげない日常の瞬間を大切にする綾瀬はるかならではの自然体の美しさが、2026年の毎日を特別な時間にしてくれることでしょう。
…とのこと。
10000000%同意です。
さて。
万博のことをけっこう書いてしまいましたが…
「大阪・関西万博」か…
「関西・大阪万博」なのか…
途中で、ごっちゃになってて確認。
“アフター万博”でも、ちゃんと認識できていないことに気づきました。(註:正解は「大阪・関西万博」)
ごめんなさい。
来年の今ごろはまたどっちか忘れている気がしないでもないですが、そんなことで万博の輝きは失われません、(で、〆の今回3度目の)知らんけど。(岡崎秀俊)









