
撮影:丸黄うりほ(「ひょうたん日記」1月16日より)
2025年3月9日に滋賀県彦根市の古本&レコード屋「山の湯(半月舎&円盤)」がちょうど開店一周年を迎えるのを記念して、3本の店内企画イベントが、3月9日(日)、15日(土)、20日(木・祝)に行われる。
「山の湯」は、同名の元 銭湯の建物で営業している、古本屋「半月舎」とレコード屋「円盤」で構成されており、番台を隔てて元 女湯には主に古本が、元 男湯には主にレコードが並び、元 女湯の浴室はギャラリー「ゆげ」となっている。
「円盤」といえば、東京の高円寺にあって、インディーズやレアなレコード、サブカルチャー本などを取り扱う店として知られた存在で、それが一年前に彦根にやってきたことを知る人も多いだろう。ここに移ったきっかけは、2023年8月に行った「熱湯!山の湯、古本&レコード市」という。古本の「半月舎」は、その市に参加しており、店は、彦根市内で2011年から13年という営業実績があった。
もともとの銭湯「山の湯」は明治初めに建ち、2019年、140年の歴史に幕を下ろした。その使われなくなった銭湯で、古本とレコードそれぞれ十数軒の店を呼び、古本&レコード市を開催。その時すでに女湯が古本、男湯がレコード売場だった。ここに、古本&レコード市を開いた縁で、古本&レコード屋が生まれた。
古い木造の銭湯の建物に並ぶ、古本とレコード。男湯の浴室から店主が流してくれるレコードの音楽。「山の湯(半月舎&円盤)」をまったり楽しむにはイベントのない日がよいかと思うが、何かきっかけがある方が、彦根に足を運ぶチャンスが生まれるというもの。彦根は、遠いようだが、関西圏なら夜のイベントでも日帰りできる。
さて、そのチャンスとなる一周年記念のイベントは下記の3本。
3月9日(日) 18時開場 19時開演 木戸銭2,500円 ※500円分の山の湯券付
「山の湯ちょうど一周年落語会!山の湯寄席」
出演:入船亭扇里(江戸)、桂弥太郎(上方)
この日は開店記念セールもあり、全品10%オフ。
3月15日(土) 13時開場 14時開始 参加費500円 ※お茶とみかん付き(書籍購入の場合は無料 )
「おこたでパンダ絵日記函づくり&トーク」
半月舎出版より3月1日刊行された「パンダ絵日記」著者Yuko Nexus6とパンダ絵日記の制作に関わった面々がおこたでトーク。「パンダ絵日記」原画も一部展示!特別出演:細馬宏通。
3月20日(木・祝) 18時開場 19時開演 木戸銭1,500円 ※500円分の山の湯券付
「レコード寄席 万博編」 by 店主:田口史人
“もうすぐ開幕の大阪万博。かなり問題ありありのイベントになってしまいそうですが、それもこれもあの1970年の大阪での「日本万国博覧会」が凄すぎたから。「万博」が負のイメージになりそうな今だからこそ、かつての「万博」の凄さを音盤で辿ります。1970年万博の驚異の音たちはほとんど非売品だったのでなかなか聞く機会もないかと思います。
そしてこの日、しばらく販売中止していた円盤MIX CD-Rシリーズ(全50タイトルちょっと)仕様を変更して販売再開します!” by 店主
そのほか、イベント時以外でも3月は店頭でも良書、良盤を大放出。
山の湯グッズも新作たくさん。
注意:「山の湯」にはお手洗いはありません。
by 塚村真美
3/9(日)古本とレコードの山の湯一周年!
お客さま感謝デーということで店内全品10%OFF!
夜は一周年記念〈山の湯寄席〉!入舟亭扇里さんと桂弥太郎さんが出演です。19:00開演、木戸銭2,500円♨️ pic.twitter.com/UyBrJR6Kpg— 山の湯 (@yamanoyu_hikone) February 27, 2025