【できそうな太極拳】第7回 海底の針をひろう

第7回  海底の針をひろう

ゆるゆる動く太極拳の7回目です。ここで行う太極拳は「二十四式太極拳」といって、古くからある太極拳の数ある動きの中から二十四手をとりあげてまとめたもの。全体で10分ほどですが、8回に分けてご紹介しています。

今回は3手あります。やってみましょう。

今週の目標:(18)左右穿梭(19)海底針(20)閃通臂

topic_01「機織りのかたち」
topic_02「海底の針をひろう」
topic_03「受け身」

(18)左右穿梭_ズオヨウチュアンスオ
機織りの姿勢です。「梭」は「杼(ひ)」のこと。機織りの部品で、経糸に緯糸を通すシャトルのこと。右手を押し出して左手を前へ。次は左手を押し出して右手を前へ。ジグザクに進みます。
一度ボールを抱えてから、そのボールを転がしながら下向きだった手のひらを起こして、押し出していきます。同じ形を左右でくり返します。ボールを抱えにいく方向もななめ、手を押し出す方向もななめです。

(19)海底針_ハイディゼン
海の底の針をひろいにいく動き。
水の中に物を落としたら、地上と違ってポトンとは落ちていきません。水の中を小指の先からゆっくゆらゆら〜、じわーっと沈んでいきます。沈む前には伸びやかに伸びておくことも大切です。

(20)閃通臂_シアントンベイ
受け技です。
針をひろいにいった右手に、何かを抱えるように左手を添えます。そのままゆっくり持ち上げた後、受ける姿勢に。左手は前方の相手を防ぎ、右手は頭を守ります。

47秒です。

by 洲濱紀子

前回はこちら。

二十四式全部はこちら。10分39秒です。