大阪ガスの山納洋さんが、お隣の小堀さんのところにやってきました。OMS戯曲賞のことで打ち合わせに来たのかな?

OMSは扇町ミュージアムスクエアの略です。いまはもうありません。そういえば山納さんに初めて会ったのはOMSだったと思います。東大を出たばっかりの青年で、まつげをバシバシさせて挨拶してくださいました。あ、わざとバシバシさせてらしたわけではありません。長くてたっぷりしているので、普通のまばたきなのに、そんな風に思ってしまったのですね。

さっそくコマを渡すと、ありゃ、逆さですね。このコマまわしを始めてから、ときどきありますね、コマを逆さに持ってまわす男子いや男性。しかし、逆さでもよく回っております。

じつは、山納さんには、お正月だから、ヒモでグルグルして投げるコマをお渡ししたのですが、「やったことない」ということで、こちらのひねって回すコマを自ら選んで、回してくださったのでした。

さて、山納さんはガス会社の人として、地域の活性化や社会貢献事業に取り組んでいます。また、カフェ空間のシェア活動「common cafe」をはじめ、トークサロン企画「Talkin’About」や、まち観察企画「Walkin’About」などをプロデュースしているのです。なので、そういった著書もあって、えっと、ちょっと見たら、わあ、いろいろ。

  • 『common cafe』(西日本出版社 , 2007年)
  • 『カフェという場のつくり方』(学芸出版社 , 2012年)
  • 『つながるカフェ』(学芸出版社 , 2016年)
  • 『地域プロデュース、はじめの一歩』(河出書房新社 , 2018年)

そして最新刊は、『歩いて読みとく地域デザイン』(学芸出版社 , 2019年6月)

試し読みはこちら。

by 塚村真美