樋口ミユさん。演劇人です。Plant Mという個人ユニットで演ってます。“劇団ひとり”みたいなピン芸人というわけではなくて、劇作家。その都度、“One Team”をつくって、作・演出して、舞台作品を作る。映画で言えば、脚本・監督さんみたいな感じかな。

「OMS戯曲賞」の記録集を校正していた樋口さん。樋口さんは賞の選考委員なんです。2000年と2001年には2年連続で同大賞を受賞!そのときは劇団Ugly ducklingとして活動していました。

あ、もうすぐPlant Mやりますよ。と樋口さん。チラシをくださいました。2月11日(火・祝)–23日(日)大阪・ウイングフィールドで。長いね!休演日が二日あるけど全部で16ステージ!

なになに?「繰り返し上演することにより作品そのものを深めていくことができる」。「『君ヲ泣ク』(2015/雲南, 2016/大阪)と『ラズベリーシャウト』(2018/横浜)の二本立てを2週間日替わりで同時上演」わ、土日は昼夜で別作品。「ギター1本片手にあれば歌えるBluesのように、シンプルに作品を立ち上げる」。へえ。

「でも、本当は自分の劇場がほしいんです」って。「大劇場がやりたいわけではなくて、20人か30人入れば十分なスペースで、そこで1カ月とか演れたらいい。ふだんは“ていねいな創作工場(こうば)”みたいな、工房みたいな。そういうのが結局は長く続くんじゃないかと」。いいねえ。「で、そこは自分だけじゃなくて演劇人みんなが使えるんです」。ほぉ!あ、演劇人限定?演劇心のある人みんな、ってのは?「はいー!もちろん!劇場っていろんな人が関わると深く厚くなるなって思ってて」。夢がふくらみますねえ。

「大阪の都心部で、駅からちょっとぐらい歩いても構いませんから、どなたか私に“土地”をくれ〜!“建物”をくれ〜!」

とのことですので、お心あたりの方は、直接!樋口ミユさんまで。

by 塚村真美