1月10日はえべっさん。絵本作家の長谷川義史さんが氏子の「堀川戎」にお詣りに。笹を持ってお詣りに行くのは編集者の小堀純さんとガンジー石原さんです。そして帰りに立ち寄る「松浦商店」。私は例年こちらの松浦さんに詣でます。まっ、新年会といったところ。小堀さんと長谷川さんとは30年以上つづく年中行事です。今年は宵宮の9日に集合、そしてこのコアメンバーに、丸黄うりほさんが初参加となりました。

小堀「これ、うまいよ。鰆(サワラ)のきずし」

塚村「いいですねえ。あ、菜の花の辛子和えください」

丸黄「春の取り合わせですねえ。鰆のタタキにしようかな」

塚村「タタキもいいねえ。ガンジーさん、それ何の天ぷら?」

ガンジー「ん、玉ねぎ」

塚村「食べへんの?」

ガンジー「食べるよ。おでんの汁待ち」

塚村「は?」

小堀「天ぷらにおでんの汁かけたら、うまいんやあ」

長谷川・丸黄・塚村「ふう〜ん」

塚村「あ、野菜天ぷらください」

松浦「あいよ!何かける?塩?あ、おでんの汁ね」

小堀「イモ天に汁かけたら絶品なんや」

塚村「んぐんぐ」(まあ、この食べ方は高齢者向きかな。おイモのモサモサした粉っぽさが軽減されて、ノドがつまらない。おじいちゃんがトーストをミルクコーヒーに浸して食べてたみたいなもんかな)

お店のテレビは、ゴーンさんとかトランプさんとか、大阪の市長を映しだしていました。「IRとかしゃれたようにゆうけど、バクチ場やんなあ」「ほんまやほんまや」「電飾ばあっかりして」「ほんまにもう」とか言ったり、「憂歌団の島田さんが亡くなってもう何年になるんやろ」とか関西のブルースシーンの話をしたりしました。

ガンジー「島田さんの葬式に行かれへんかった……」

小堀「俺は行かれへんからお前に香典預けたのに」

ガンジー「そやからお通夜の晩に酔うてしもて、気がついたら財布がなかったんですって。もう家にも全然お金が無くって」

小堀「……情けない。財布はでてきたんやったな」

ガンジー「田んぼに捨てられてた……お金は抜かれてましたよ、当然」

トホホのホ……私は締めに茶碗蒸しをペロリといただき、笹を持って帰りました。長谷川さん!また、来年もどうぞよろしくお願いします。

by 塚村真美