報酬を約束手形でくださる会社があって、毎月月末に書留で送っていただくのですが、その手形の領収書を送らねばならず、その際に、書留の郵送料を、切手で同封することになっています。
書留の郵送料は519円です。519円切手というものは存在せず、何枚かの切手を組み合わせることになります。
最初、郵便局で「519円分の切手ください」と言ったら、5枚の組み合わせで渡してくださいました。たしか320円+100円+84円+10円+5円の5枚でした。お取引先の経理の方に5枚も貼ってもらうの悪いなあ、と思っていたら、翌月末に届いた書留には、4枚の組み合わせで切手が貼られていました。そうか、4枚の組み合わせがあったのか、それは悪かったなと、次回からは4枚組を購入しようと思ったのでした。
翌月、郵便局に行って、窓口のお兄さんに「519円分の切手ください。4枚で」と言ったら、電卓で素速くカチカチッと計算して、サッと4枚渡してくださいました。お、カッコイイ。
また、別の郵便局では、「519円分の切手ください」と言うと、切手棚の横に貼ってあった表を、指さし確認して、引きだしから4枚取って渡してくださいました。
そしてまたある郵便局では、「519円分の切手ください」と言うと、スマホで何やら検索をして、4枚渡してくださいました。
わたしも検索してみたところ、4枚の組み合わせは、写真の290円+140円+84円+5円だけではなく、320円+100円+94円+5円、205円+120円+100円+94円、210円+210円+94円+5円というのがあるようです。205円+120円+100円+94円なんて、ちょっとツウな感じがします。
一度にまとめて購入すればよいのでしょうが、ひと月の間に、いろんな郵便局の前を通るので、空いてる時に、その都度、購入していました。「4枚で」と言わないと、たいてい5枚になってしまいます。ヒマそうな郵便局では、何も言わずに5枚で出てきたら「4枚の組み合わせがあるんですけど」とか、イケズ〜なことを言ったりしたこともあります。
一度、「519円分の切手ください」というと、怪訝な顔をされたことがあり、その時はすかさず隣にいた先輩局員が、なにやら耳元でささやいて、おそらく「書留の値段よ」とでもおっしゃったのでしょう。するとニッコリ頷いて、切手を出してくださいました。
それが、まあ、先日はあろうことか、なんと6枚で渡されてしまいました。ほかの発送も頼んだりしていて、4枚で、と言わなかったわたしも悪いですが、6枚は初めて。またバラで使うこともあるか、とそのままいただいておき、しばらくして別の郵便局で4枚セットを購入しました。
そしてそして、今月が最後の519円切手の同封となります。ようやく電子決済が可能になったのです。とてもうれしい。
なぜなら。受け取りのために、郵便が届く時間に、事務所にいないといけないし、領収書を書かないと行けないし、領収書には印紙を貼らなければならないし、書留代の切手と領収書を送るにも切手を貼らないといけないし、いただいた手形の裏にハンコを押して銀行に持っていかないといけないし、と、とても面倒なのです。
毎月、領収書を送る際に、「電子手形の導入をお願いします」と書き続け、といっても、わたしの願いを聞き届けてくださったわけでもないのかもしれませんが、おそらくこのご時世、先方もお手間だったのでしょう。手形の実物の郵送がなくなって、とてもスッキリした気分です。
そして、いまわたしの願いは、手形じゃなくて、いつもニコニコ現金払い(銀行振込)だとありがたいです。