生ゴミ堆肥が完熟(完全発酵)しなかったのかもしれません
by 奥田亮
今年は早めの定植で、葉っぱもぐんぐん大きくなっていい感じだなあと呑気に構えていたら、暗雲がにわかに湧き上がりました。今朝(6月10日)、いつものように草をとったり水をあげたりしようかなと菜園に出てひょうたんにあいさつしたのですが、あれれ? 「えせUFO」の葉っぱの様子がなんだかおかしいのです。どうみても枯れています。見れば茎の根元の部分が何者かにかじられています。ぎゃぎゃーん。すっかり千切れてしまっています。これはもうダメですね。少し前から他のひょうたんも下の葉っぱが縮れて黒くなり、病気っぽかったのですが、まあ新しい葉っぱは元気なので大丈夫だろうと思っていたのです。でも、根元からかじられてはもうこれはどうしようもありません。
残念ですがこの「えせUFO」は諦めてポットでまだ余っていた苗を代わりに植えることにしました。掘り返すとなんだか土がジメジメしていてあまりいい感じではありません。土を入れ替えた方がいいように思うのですが、植えてしまってるのでそれは難しそうです。たまたま市販の土を買ってあったので、苗の周囲の土を取り除き、新しい土を入れました。効果があるかどうかはわかりませんがダメ元でやってみました。
見れば大ひょうたんも、下の葉っぱが縮れて黒ずんでいて、なんだかあまり元気がなさそうです。しばらく様子見するとして、念のため隣にポットで残っていた「大ひょうたん」の苗を植えることにしました。この苗も葉っぱに赤い斑点が出ていてあんまり良くない感じなのですが、とりあえずは頑張ってもらおうと思います。さらに「えせUFO」の苗がポットにもうひとつあったので、りんごコンテナに新しい土を入れて植えました。ということでなんと今年は合計6苗を育てることになってしまいました。どうなりますことやら…。
実は根元からポッキリかじられてしまうという現象は、今年他の作物でも頻出していて、キャベツやレタスは跡形もなく無くなってしまいました。ふだんそんなに葉っぱをやられることのないナスも最初に植えた苗は全滅してしまい、先週2度目の定植を行ったのでした。
考えられる原因はいくつかありますが、生ゴミ堆肥が完熟(完全発酵)しなかったのかもしれません。生ゴミ堆肥は、台所のシンクの側に置いてあるタッパーに残滓を入れ、ぼかしを振りかけて一時保管し、タッパーが一杯になると堆肥用のバケツに移しかえ、バケツが一杯になると畑に持っていきます。うまくいってる時は、漬物のような味噌のような甘い香りがし、白カビが出るのですが、今年はなんだかうまくいかなくて、匂いも発酵というよりどうも腐敗に傾いたツンとした匂い。さらに最近は青緑のカビが出てしまって、結局捨てざるをえなかったりしているのです。畑の土に混ぜた堆肥も、まあ十分じゃない感じはするけれどなんとかなるかな、という程度でやってしまっていました。
という感じで、どうもこれは土づくりを一から勉強しないといけないなあと思っていたら、町でも何度もお世話になっている菌ちゃん先生吉田俊道さんが「菌ちゃん野菜づくり講座」をオンラインで開いているという情報をゲット。最近は生ゴミだけでなく、草や落ち葉で堆肥作りをしているようで、これはぜひ勉強したい。今年はダメでも、来年にはもう少し土がよくなっていることを願って精進したいと思います。でれろん。
(996日目∞ 6月12日)