「トラヤヌス」に子蔓の時代がやってきた!

by 丸黄うりほ

①摘心から3日後、8番(下から8枚目の本葉)の子蔓が出てきました

②こちらは7番から出てきた子蔓

③摘心から6日後の8番の子蔓。3日で30センチほどに

④7番の子蔓も伸びました

⑤そしてこれは6番の子蔓。カットしました

⑥プランターをベランダ中央に移動しました

⑦今後は8番と7番の子蔓をラティスにそって南北に伸ばしていきます

⑧葉の色ムラ解消には「リキダス」がおすすめ 

5月31日の「ひょうたん日記」で、親蔓の摘心を報告したオオナガユウガオの「トラヤヌス」。6月のひょうたんは、誇張なしに1日ごとに変わっていきます。みるみるうちに大きくなり、数週間とばしてしまうと「いつのまに?」ってことになりますので、今日は1週間ぶんの成長をお知らせしておきますね!

まず写真①をご覧ください。これは、摘心から3日後。金色の印をつけた蔓が摘心した親蔓で、左の大きな葉は下から8枚目の本葉です。その間から出てきている芽が子蔓です。写真②は同じく摘心から3日後の下から7枚目の本葉。そこからも新しい芽が出てきているのがわかりますよね?親蔓の摘心後は、この8枚目と7枚目の葉の下から出てきた2本の子蔓(8番、7番)を大切に育てていくことになります。

続いて写真③をご覧ください。これは摘心から6日後の8番の子蔓です。たった3日で30センチ以上になり、南側に伸びていくように誘導クリップを使って誘導しました。だいたい1日に10センチほど伸びた計算です。写真④は同じく6日目の7番の子蔓です。こちらも30センチほどになりました。

そして、写真⑤は、同じ日に撮影した6番の子蔓で、こちらも15センチほどになっています。ひょうたん栽培では、子蔓を2本だけ残して、それ以外の脇芽は摘んでしまうのがスタンダードな仕立て方。この子蔓は写真撮影の後、摘んでしまいました。

そんなわけで、子蔓が元気よく伸び出したので、プランターをベランダの中央に移動しました(写真⑥⑦)。ここからは、2本の子蔓を南北にひたすら伸ばしていきます。

なぜ最初からこの位置で栽培を始めなかったかというと、我が家のベランダの中央部分にはガラスがはめ込まれていて、親蔓の下の方の葉に日光を当てにくかったからなのです。ラティスの上部まで親蔓が届けば、それ以降は子蔓をラティスにそって横向きに伸ばしていくので、一枚一枚の葉に日が当たります。ただし、蔓は基本的には上に上に向かって伸びようとしますので、毎日横向きに誘導していく必要があります。

いまのところ「トラヤヌス」は順調に成長しているようですが、少し気になるといえば葉に色ムラがあること。それは定植によって環境が大きく変化したために、根からうまく栄養分が吸収できてない時に起こりがちなんだそうです。

葉の色ムラを解消したいときなど、ひょうたんにちょっと元気を出してほしいときに私がいつも重宝しているのは「リキダス」です(写真⑧)。「リキダス」は肥料ではなく水で薄めて使う活力液。カルシウムをはじめ、鉄、銅、亜鉛、モリブデンなどのミネラルが、植物の力を引き出してくれると説明書にあります。使い方も簡単なので、みなさまにもおすすめいたします!

(995日目∞ 6月9日)

※次回996日目は奥田亮「でれろん暮らし」6月12日(月)にアップ。

997日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、6月13日(火)にアップします。