オオナガユウガオ「トラヤヌス」の摘心をしました
by 丸黄うりほ
ベランダのプランターに定植したオオナガユウガオの「トラヤヌス」は、約1週間で床から1メートルの高さに伸びました。本葉は8枚まで開き、9枚目がそろそろ開こうかというところ。(写真①)
蔓が伸びてくると考えなければならないのが、誘引です。いつもは100円ショップにも売っている通称「ビニタイ」を使って誘引しているのですが、私は昨年それで失敗しました。支柱に子蔓をくくりつけるためにひっぱり過ぎて、親蔓に亀裂が入ってしまったのです。
そこで、今年は誘引クリップというものを導入してみることにしました。あと、ビニタイのちょっといいやつも買ってみました。左から「髙儀 誘引結束ソフトワイヤー」、「テクノベインズ 園芸用クリップ」、「LIFELEX 園芸クリップ小」です。(写真②)
写真③を見ていただくとわかるように、「髙儀 誘引結束ソフトワイヤー」は好きな長さに切って使うタイプのビニタイ。その下に置いたのが去年まで使っていた通常のビニタイです。3個並べて置いたのが、「テクノベインズ 園芸用クリップ」直径20ミリ、同17ミリ、「LIFELEX 園芸クリップ小」です。
この中で、ひょうたんの親蔓を直径11ミリの支柱に結ぶのに「テクノベインズ 園芸用クリップ」を使ってみました。写真④は遠近感がついていて少しわかりにくいのですが、下のほうの蔓は20ミリのほうでふわっとまとめ、上は17ミリでまとめました。
これは、きゅっとねじるだけで止められてなかなか良いものでしたが、なぜか大きさ違いで材質が違っていて、20ミリのほうが丸くてソフトで良かったです(これも写真ではわかりにくいんですが)。「LIFELEX 園芸クリップ小」は、親蔓の誘引にはちょっと径が小さすぎました。
蔓の誘引ができたら、続いて摘心もしてしまおうか……と思ったのですが、翌日に回すことにしました。摘心というのは、蔓の先端のいちばん元気なところを切ってしまうこと。ひょうたんの実は、最初に伸びてくる親蔓にはつかず、その次に出てくる子蔓でもなく、さらに次の孫蔓につくのです。なので、親蔓と子蔓の摘心は必須の作業なのですが、私はいまだに構えてしまいます。なんだか、かわいそうで……。
翌日、心を決めて摘心しました。実行するまではいつもさんざんためらうのですが、やってしまうと一瞬です。チョキン。(写真⑤⑥)
切り口からは、ひょうたん水がじわっと出てきました。病気のもとになる菌などがそこから侵入しないように、殺菌剤のトップジンペーストを塗ってやりました。そして、先端には金色のビニタイで印をつけておきます。この先、子蔓や孫蔓が伸びてくると親蔓の位置がわからなくなってしまいがちなので、間違って切ってしまうという事故を防ぐためです。(写真⑦)
関西は今週からすでに梅雨入りしました。去年よりも2週間も早いそうです。湿気が多いと、さっそく出てきました……、うどんこ病。
うどんこ病は致命的になるような怖い病気ではないですが、放置するとすぐに広がってしまうので、軽傷のうちに「お酢守」を散布。今までいろいろな薬剤を使ってみたんですが、うどんこ病退治にはお酢がベストのように思います。(写真⑧)
(988日目∞ 5月31日)