京都の植物園と街で見かけたひょうたん

by 丸黄うりほ 

①京都府立植物園「四季・彩の丘」にあるひょうたん棚

②まだ本格的な栽培は始まっていませんでしたが……

③2苗だけ定植されていました

④バラの花は満開!

⑤温室のフォルム。ひょうたん型に見えなくもない?

⑥木屋町でひょうたんを発見

⑦こちらは祇園の町家旅館「幸遊庵」

⑧ひょうたん苗が定植されていました!

⑨祇園「ちりめん山椒 やよい」のショーウィンドー

⑩商品パッケージがひょうたん型

先週末、京都・北山の京都コンサートホールに行ってきました。ここの音楽会を聴きに行くとき、必ず立ち寄ることにしているのが隣接する京都府立植物園です。まだひょうたんの季節には早いのですが、もしかしたら定植が始まっているかも……。

京都府立植物園のひょうたん棚は、敷地の北西の「四季・彩の丘」というエリアにあります。着くとひょうたん棚はまだからっぽでした(写真①)。

しかし、よく見ると!土はすでに準備が整えられ、おそらく家畜の糞かと思われる固形肥料がまかれていました。そして、2苗だけ、すでに定植されていました。(写真②③)

ただし、品種名を書いたプレートはまだありません。③の苗はもうだいぶ伸びています。おそらく早く伸びたために早めに定植したのかなと思います。

見に来てよかった!と私が心から思ったのは、苗②を観察できたことです。我が家のひょうたん苗たちは、午後1時、2時ごろの強い日差しを浴びると葉がへなへなになってしまい、夕方になると元に戻ってくるんですが、「ベランダ育ちのもやしっ子だから……」といつも心苦しく思っていたのです。

しかし、②の苗を見ると、うちの苗たちと同じような感じ。園内の販売コーナーで売られていたキュウリやゴーヤの苗もやはりへなへなになっていました。この時間帯にウリ科の葉がこうなるのは当たり前なのかも。少なくとも、あまり気にしなくていいということですね。

そんなわけで、ひょうたんはまだまだこれからでしたが、バラ園はまさに見頃。ほぼ満開で、眼福でございました。(写真④)

あと、何でもひょうたんに見えてしまう私のひょうたんアイが、温室のフォルムに反応しました。……2つの山があり、真ん中にくびれがあって。ね、これもひょうたん型に見えなくもありませんよね?(く、苦しい)(写真⑤)

音楽会の後は、六角通の「蕪村庵」本店でひょうたん型のカレーせんべいを買い、その足で祇園を目指して歩きました。途中の木屋町通で私のひょうたんアイがまたまた激しく反応!見上げると壁にひょうたんマークが見えます!(写真⑥)

お店は閉まっていましたが、高級そうな雰囲気です。ネットで調べると「瓢正」は「瓢亭」の流れをくむ京料理店で、笹巻すしが有名。かつては川端康成が贔屓にしていたそうです。いいなあ。笹巻すし、いつか食べに行きたいなぁ。

河原町通を過ぎてさらに西へ。祇園の町家旅館「幸遊庵」の前では……今年もひょうたん栽培が始まっていました! まだ本葉3枚、定植されたばかりのようです。「幸遊庵」さんは毎年ひょうたんを栽培されていて、いつも注目しているのですが、この夏も楽しませていただけそう。(写真⑦⑧)

私が祇園まできた第一の目的は、ひょうたん好きの方への贈り物にするため、「ちりめん山椒 やよい」本店に行くことでした。

しかし、なんと……お店は閉まっていました。調べてみると、午後5時で閉店だったらしい。私はうなだれて、ショーウィンドーの写真だけ撮らせてもらいました。(写真⑨⑩)

「ちりめん山椒 やよい」は、ジェイアール京都伊勢丹の地下1階にもあることを知ってはいるのですが、できれば本店で買い物したかったな。

(983日目∞ 5月24日)