ヒョータニストさんたちの畑と庭も動き出しました
by 丸黄うりほ
きのうは新ヒョータニストさん、そしてきょうは、栽培歴3年目以上の、おなじみヒョータニストさんたちの栽培のようすをお伝えしていきますね!
まずは写真①②をご覧ください。こちらは、兵庫県小野市のおーさきさんのひょうたん栽培です。おーさきさんは今年は4種類のタネをまきました。黒いポットにまいたのが、新たに種苗会社で購入した「一寸豆ひょうたん」。千成ひょうたんよりもさらに小型の5センチくらいの実がなる品種です。
あとの3種はすべて千成。ピンク色のポットにまいたのが、フェイ・ターンさんからもらったタネ。白いポットにまいたのが、2年前におーさきさん自身が収穫した千成ひょうたんのタネ。青いポットにまいたのは、いつのひょうたんかわからない?おそらく5、6年はたっていると思われる古い千成ひょうたんのタネ。
ひょうたんのタネは古くなるほど発芽率が悪くなるといわれているので、5〜6年前のタネには期待してなかったそうなのですが……。
なんと全部芽が出てきました!!
さらに、ダメ元で庭先にまいたのまで発芽してきたのだそう!(写真③)
予想以上の絶好調で、苗ポットがたくさんできてしまいました。「どうしよう!」とおーさきさん。我が家も今年は苗を作りすぎてしまったんですが、ここでも同じ現象が……。引き取ってくださる方が見つかりますように!
続いて写真④をご覧ください。こちらは東大阪市瓢箪山のフェイ・ターンさんの栽培のようすです。
フェイ・ターンさんは、今年は千成、イプ、UFO、大ひょうたん(百成)の4種の苗を作りました。こちらもたくさん苗ができましたね!
畑に置いたプランターに、そのなかから厳選した7苗を定植しました(写真⑤)。今年は畑のみでベランダ栽培はしないそうです。フェイさんの畑は山の斜面にあり、風がとても強いということで、今年もビニールの覆いをかけたハウスを作りました。1年目、2年目と比べるとハウス作りもずいぶん洗練されてきて、フェイさんがひょうたん栽培に慣れてこられたのが伝わってきます。
定植したとたん、ウリハムシが出現して葉っぱを少しかじられてしまったそうですが、虫や病気に負けず、いい実をたくさんつけてくれるといいですね!
さて、最後は兵庫県淡路島のヒョータニスト、ヒロミさんのお庭の様子です。写真⑥をご覧ください。ヒロミさん宅では、フェイ・ターンさんから届いた千成ひょうたんと、昨年の「イプとUFOの交雑種」のタネをまきました。千成ひょうたんのほうが先に発芽したものの、3つで止まってしまい、その後は交雑種のほうが順調に発芽を始めたようです。
千成ひょうたんのほうは、写真⑦のように双葉の段階で鉢植えにしました。また、裏庭には交雑種のためのひょうたん棚を作りました。面積もたっぷりとってもらっていい環境。いよいよスタートですね!(写真⑧)
一年目はUFO、二年目はイプの遺伝子を強く受け継いで、まったく違う形の実をならせた交雑種。今年はいったいどんな形の実をならせてくれるでしょうか?楽しみにしています!
(980日目∞ 5月19日)
※次回981日目は奥田亮「でれろん暮らし」5月22日(月)にアップ。
982日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、5月23日(火)にアップします。