うれしいな♡ 新ヒョータニストさんの誕生

by 丸黄うりほ

①コンさんの「ピューター」(左)と「クリート」(右)

②イハリコさんの「次郎」

③同じく「三郎」。植木鉢での栽培です

④「四郎」は発砲スチロール箱を利用しての栽培

⑤かよさんは、玄関先の植木鉢に3苗を定植

⑥杉浦こずえさん、大阪のマンションの「ぶー」

⑦愛知県の庭では「ふー」と「うー」を地植え

⑧「ふー」が、虫に食われていまいました 

5月7日の「ひょうたん栽培講座」で参加者のみなさんにもらっていただき、我が家のベランダから旅立っていった千成ひょうたん15苗。引き取ってくださった方のうち4人から、さっそく定植してくださったとの知らせがありました。

まずは写真①をご覧ください。こちらは、吹田市にお住まいのコンさんのベランダです。コンさんは5月8日に、2苗をさっそくプランターに定植。迅速な対応!しかも、名前も決まりました!

「コン」さんの苗なので、左は「ピューター」、右は「クリート」。コンピューターとコンクリートというわけ。なんだかテクノなネーミングで、テクノ好きの私も上がっちゃいます!

「ピューター」のほうは、じつはポットでお渡しした時すでにオマケの芽が横から出てきていました。でも、講座前に分離させるのは危険かと思い、そのままの状態でもらっていただきました。モヤシみたいに伸びてしまった芽は、おそらく近いうちに枯れてしまうでしょう。メインの「ピューター」のじゃまにならないうちに、抜いてしまってくださいね。

写真②③④は、吹田市のイハリコさんの庭です。イハリコさんは先週末に植え付けを完了。写真②は「次郎」、③は「三郎」、④は「四郎」というお名前もいただきました。

注目してほしいのが、「次郎」と「三郎」の植木鉢スタイルです。この栽培方法は、千成のような小さな実のなる品種のみで可能になります。本葉5枚くらいで早めに摘心を行い、子蔓も早めに摘心してコンパクトに育てます。摘心のタイミングと整枝に技術が必要なので、通常の栽培よりも難易度は上がりますが、持ち運びもできるし、何より可愛いですよね!

「四郎」は、網に這わせていく通常の栽培方法。こちらも合わせて成長が楽しみです!

続いて写真⑤は、東大阪市・瓢箪山のかよさん。こちらもイハリコさんと同じく植木鉢スタイルですが、イハリコさんよりさらにコンパクトな感じです。ひょうたん栽培は小さくしようとすればするほど難易度は上がりますが、千成ならこのサイズでも可能かなと思います。玄関先のプランターにひょうたんの実がなっていたら、道ゆく人や訪れるお客様の心もなごみそう!

コンさん、イハリコさん、かよさんの3人は、今年初めてひょうたん栽培に挑戦されるヒョータニスト1年目。こんなふうにひょうたん仲間が増えることが、私たちヒョータニストにとってはかけがえのない喜びなのです。

そしてさらにうれしいのが、初めての方が翌年も栽培を続けてくださること♡ じつは1年目と2年目の間には大きなステップがあります。自分のことを振り返っても、1年目の栽培はとにかく挑戦してみたという感じでした。2年目からは、こうすればもっとうまくいく!とか、いろんな気づきがあるのです。

写真⑥⑦⑧は、ヒョータニスト2年目の杉浦こずえさんの千成ひょうたんです。杉浦さんは、去年と同じく大阪市内のマンションベランダで1苗、愛知県安城市の庭で2苗を栽培されることになりました。大阪の苗は「ぶー」、愛知の苗は「ふー」と「うー」という名前ももらいました。

「ぶー」は、プランターの下に台になるものを置いて、高床式にしました。マンションのコンクリートのベランダは真夏になると熱くなりすぎるので、何か置いたほうが蒸れないようです。

「ふー」と「うー」は、昨年と同じく地植えですが、定植してすぐに「ふー」が何かにかじられてしまいました。写真を見て、私はナメクジの仕業なんじゃないかと思ったんですが、杉浦さんによるとヨトウムシが犯人らしい。

ひょうたんには害虫や病気などの敵もいます。初心者のみなさんはあまり深刻にならず、サバイバルゲームのつもりで栽培を楽しんでいただけたらと思います!

(979日目∞ 5月18日)