ひょうたんと笑顔の祭典!「ひょうたんフェスティバル」(1)
by 丸黄うりほ
かねてから計画しておりました、ヒョータニスト・丸黄うりほ入魂の企画「ひょうたんフェスティバル」が、5月7日、無事に開催されました。会場は大阪・北浜の「フレイムハウス」。同じくヒョータニストである美佐子さんが営んでおられるレトロな雰囲気のサロン喫茶です。
講師としてフェイ・ターンさんとヤマミーさんにもご協力いただき、企画にも加わってもらって、4ヒョータニスト体制で当日に備えてまいりました。フタを開けてみると悪天候(大雨)だったにも関わらず会場は熱気いっぱい!笑顔でいっぱい!世の中にはこんなにもたくさん「ひょうたんが好き」と感じてくださる方がいらっしゃるのかと胸が熱くなりました。
きょうからしばらくは、その「ひょうたんフェスティバル」のレポートをお届けします。ぜひ続けてお読みくださいね。
さて。当日、私たちスタッフが会場「フレイムハウス」に到着すると、おしゃれなウリ科植物プリントのワンピースを着た美佐子さんと、椅子に結わえられたひょうたんがにこにこと迎えてくれました。よくみると、ひょうたんの下には美佐子さん自筆の「ひょうたんハヤシライス」の絵が!800円の「8」の字までひょうたん型で芸が細かい!(写真①②)
第一部の「ひょうたん見せ見せ会」は正午からスタート。今回のイベントでは5つのコーナーを設けたのですが、「見せ見せ会」は、昨年のひょうたん栽培の成果をお互いに見せ合うのがテーマ。なので、基本的にこのコーナーは身内向けのつもりだったのですが、純粋な見学者や、ひょうたんアートご持参の方にも参加していただくことができました。(写真③)
美佐子さんがこの日のために用意してくださった「ひょうたんハヤシライス」は、ごはんのひょうたん島にハヤシの海、そこにプカプカと浮かんだキュウリとチーズのひょうたんが全部で六瓢!無病息災!あまりの可愛さに食べるのがもったいない!(写真④⑤)
……とかなんとかいいながら、おいしく平らげるヒョータニストたち♡
楽しいお食事のあとは、いよいよ本番です。持参したひょうたんを見せながら、それぞれのエピソードを語ってもらうことになりました。
最初にお話いただいたのは、わざわざ東京から来てくださった「むらさきMUSICラボ」の坂本真理さんです。真理さんがテーブルの上に並べられたのは、自作のひょうたん楽器、シェケレ5つ。(写真⑥⑦⑧)
そのうちの2つは、黒く塗られたボディに手編みのビーズがきらめく「黒銀河」シリーズ。美しいだけでなく、ちゃんと音程を奏でる本格仕様です。
そして、素ひょうたんの3つは……。
なんと、我が家で育ったひょうたんたち!
そうです、昨年12月に真理さんにお預けした双子のひょうたんたちが、ビーズの衣装をまとって帰ってきてくれたのです。(「ひょうたん日記」891〜893日目)
見覚えのあるフォルムは2019年に育てた百成「ウェスパシアヌス」と、2020年の百成「ティトゥス」。小さいのはだいぶ前に育てた千成。なんというか、うちの子がセレブになって目の前に再び現れたような気分です……。
昨年末、真理さんにこの子たちをお預けした時点では、手元に残した双子の片割れのひょうたんたちを、真理さんに教えていただきながら私もシェケレにしてやるつもりだったのです。しかし、こちらは一向に進まず……まだ裸のままです。ごめんなさい真理さん、ごめんなさいひょうたんたち。
それにしてもなんと美しいシェケレなのでしょう!参加したみなさんも、思わずため息をついておられました。
(972日目∞ 5月9日)